【最新版】念願のコンサル内定!卒業までに差をつけられる準備・勉強6選 - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

コンサルの内定を獲得し、他企業の選考もない場合、そこで就職活動は終了します。

就職活動が終わったら、入社に向けて準備をしましょう。
実際、コンサル業界は激務というイメージから、できるだけ準備をしてスムーズに業務内容を理解できるよう、入社の準備をしている方も多いのではないでしょうか。

具体的にしておくべき勉強や準備として、英語学習やインターンシップへの参加などが挙げられます。内容によってはお金がかかったり、多くの時間が必要になったりしますが、経験しておくことで入社後の環境の変化や業務にスムーズに対応できるようになります。

しかし、入社の準備といっても何をしたら良いのかわからない方も多いでしょう。
本記事では社会人として良いスタートを切るために、コンサル内定後のおすすめの過ごし方を紹介します。

コンサル内定後の過ごし方は?

コンサル内定後にしておくべきことは、大きく次の2つが挙げられます。

  1. 書籍を読む
  2. 本を実践するような経験を積む

内定が出てから入社までは時間があるものの、人によっては留学やインターンができない場合もあるでしょう。しかし、上記2つのうちの1つ目は、スキマ時間で取り組めます。

コンサルタントはクライアントが抱えている経営問題に向き合い、答えを出す仕事です。コンサルタントは多くの課題に対して「この場合はどのように考えれば良いのか」「なぜこのようなことが起きたのか」と物事の本質を考え、経営パフォーマンスの向上をめざします。

そのための準備として、読書によりコンサルの基本となる物事の本質を見抜く力、多面的に考える力を養います
具体的な書籍はのちほど詳しく紹介しますが、例えば「コンサル一年目が学ぶこと」はコンサルタントとして働くうえで、押さえておきたいスキルや思考がまとめられた本です。とはいっても、本を読んだだけでスキルが身につくわけではないため、後ほど紹介する長期インターンや日常生活で実践をしていくことが重要です。

長期インターンといえば内定前とのイメージがありますが、内定後でも長期インターンを募集している企業は珍しくありません。内定後の長期インターンは実践の経験が積めるほか、実際に業界で働いている方と交流をもてるうえ、同じ境遇の大学生とも出会えます。そのため、コンサル業界や自身の企業に関する情報収集がスムーズに進みます。

コンサル内定をもらったからといって気を抜かずに、着々と入社の準備に取り掛かりましょう。

コンサル入社前にしておくべき準備・勉強6選

ここでは、コンサル入社前にしておくべき準備・勉強をより詳しく紹介します。
具体的な勉強・準備としては、次の6つです。

  1. Excel・PowerPointの操作に慣れる
  2. 会計・ファイナンスの知識を習得
  3. 英語学習
  4. インターンシップに参加
  5. 読書・情報収集
  6. 他企業へ内定辞退の連絡

入社前までは多くの時間があるので、なるべく多くのこと学べるよう効率的に時間を使っていきましょう。

(1)Excel・PowerPointの操作に慣れる

Excel・PowerPointは、必ずといって良いほど業務で使います。
PC作業は入社後に嫌でも覚えるものの、万が一、ツールでつまずいているとほかの業務に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。そこでExcel・PowerPointに関する書籍を購入して学んでおけば、独学でも十分なスキルが身につきます。

基本的な機能だけではなく、ショートカットやマクロなども学習しておくと、大幅に業務を効率化できます。PC操作はできて当たり前、自分で学習できるものであるため、入社前にマスターしておくべきです。内定後に毎日1時間、コツコツと取り組むだけで、入社のころにはスムーズに使いこなせるようになっているでしょう。

(2)会計・ファイナンスの知識を習得

商売、経営の基本は簿記に詰まっています。
まずは簿記・会計を学習して、PL・BSを読めるようにしましょう。

コンサルタントは経営課題を解決するため、まずはクライアントの話を聞き、適切な施策を立てて提案、といったイメージが強いでしょう。たしかにコンサルタントにとって論理的に物事を解決する力は重要ですが、それと同じように会計の数字を読み取る力も求められます。

経営するうえで人件費や外注工賃、通信費などの経費は、それぞれが重要な意味をもちます。財務諸表を読めない状態で、クライアントに適切な提案をするのは不可能です。

経営者の目線に立って適切なアプローチをするために、簿記は必ず押さえておきましょう。最低限、簿記2級を目標として学習することをおすすめします。独学で取得できますが、難しい場合はスクールに通うことも検討しましょう。

(3)英語学習

外資系コンサルに就職する場合は、語学力が必須です。
外資系企業であれば英語研修が組み込まれている場合も多いものの、現地で英語を学ぶより勝るものはありません。

人にもよりますが3ヶ月現地で過ごせば、簡単な文法での会話ができたり、字幕無しで映画を見ることができるようになります。普段から英語を勉強している人であれば、さらに飲み込みが早いと考えられます。

しかし、海外留学は費用と時間が必要であるため、参加できない方もいるでしょう。その場合は外国人の友達を作り、日常的に英語に触れることをおすすめします。

現在はマッチングアプリで海外の人ともつながることができたり、外国人と交流できる場所があったりするため、そういった方法で友達を作ることもできます。実際に会わなくても、メッセージでやり取りをするのも良い学習方法です。留学の期間が長ければ長いほど、英語力は大きく向上しますが、難しい場合は英語に触れる機会を増やして耳を慣らしましょう。

(4)インターンシップに参加

すでに内定をもらっているのならば、インターンシップは意味がないと思うかもしれませんが、インターンシップならではのメリットを得られます
具体的には、下記のメリットがあります。

  • 入社後に自分がやりたい仕事
  • 実際に働くことでわかる経験
  • 実務経験を身につけられる
  • 社会人と交流ががもてる

なかでもベンチャー企業は経営者と近くで働けるため、大手企業では学べない多くのことを学べます。経営者の近くで働くことによって、どのような考えで、どのように働いているのかを目の当たりにでき、経営者が考えていることや1日の流れなどを発見できます。

インターンシップは時間の融通がきくところが多いため、ぜひ1度参加してみることをおすすめします。

(5)情報収集

情報収集は日常的に行うようにしましょう。
コンサルタントはクライアントの経営に関する問題を解消する、裏方のような存在です。常に新しい情報のキャッチを意識して、物事を考える癖をつけましょう。

身近にはない出来事であったとしても、その物事をさまざまな面から考えることによって、奥深くまで考える癖が身につきます。思考と分析を繰り返し、コンサルに必要な能力を身につけましょう。情報収集には「インターネットで調べる方法」と「長期インターンで交流があった人たちから聞く方法」の2つがあります。

インターネットで情報収集を行う際は、E-A-Tを意識してください。

E-A-Tとは下記の3つの頭文字をとったものです。

・Expertise:専門性
・Authoritativeness:権威性
・Trustworthiness:信頼性

インターネットは誰もが手軽に閲覧できますが、正しい情報とは限りません。そこで、誰が記事を執筆していてサイトを運用しているのか、情報源はどこかということを意識して、良質かつ正確な情報収集を行っていきましょう。

もしもコンサルにて長期インターンの経験がある方は、同じ境遇の大学生、実際に働いている人から話を聞いてみましょう。実際、長期インターンで交流のある方から就職活動のアドバイスを貰ったり、相談をしていたりする人は多いものです。業界の先輩たちのアドバイスや、実際に社会人として働いている人からのアドバイスは、就職活動において大きな財産となります。

(6)他企業へ内定辞退の連絡

ほかの企業から内定をもらっている場合、内定辞退の連絡は忘れずにしておきましょう
「内定辞退は失礼なのでは」と考える方もいますが、失礼ではありません。企業側も内定辞退はあるものと考えて採用活動をしているので、言い方が乱暴でない限りそのような心配は不要です。

内定辞退ができるのは、入社2週間前までです。これは、民法第627条第1項に記載されています。

民法

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)

第627条第1項 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合、契約は申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

「ほかの企業に内定をもらったから他社に入社したい」といった理由であったとしても、企業は内定辞退を拒否できません。仮に内定辞退を伝えた際「あなたの大学からは二度と採らない」と言われても、心配は不要です。ただし、入社直前まで企業に内定辞退を伝えないといった悪質なケースでは、学生側が損害賠償を負う可能性もあるので注意が必要です。

内定辞退は、できれば電話で伝えましょう。「内定を辞退したいと考えています」と曖昧な伝え方ではなく、明確に伝えることが重要です。基本的には丁寧な対応と失礼のない言葉遣いであれば、トラブルになる可能性は低いでしょう。

コンサル入社前の準備としておすすめの本3選

コンサルで働くにあたって、おすすめする本は次の3つです。
コンサル内定者だけでなく、ビジネスパーソンとして働くうえでも参考になるでしょう。

・外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
・新版 財務3表一体理解法
・コンサル一年目が学ぶこと

外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック」は、わかりやすいスライドを少ない労力でより早く作る方法をまとめたものです。基本のスライドからグラフ、チャートの作り方などが記載されており、1冊でスライド作成の基本を押さえられます。コンサル志望の方だけでなく、コンサルタント以外の方でも役立つ1冊です。

新版 財務3表一体理解法」は、簿記を勉強せずとも会計がわかるように書かれた本です。コンサルとして働くうえで重要な財務三表が、わかりやすくまとめられています。簿記を勉強したいがよくわからない、会計は難しいイメージがあるといった方は、まずはこの本から初めてみましょう。会計の入門におすすめの1冊です。

コンサル一年目が学ぶこと」は、ビジネスパーソンとして働くうえで長く役立つスキルがまとめられています。タイトルには「コンサル一年目」とありますが、全社会人に読んでもらいたい1冊です。

なかにはボリュームの多い書籍もありますが、コンサルでは膨大な書類・書籍を短時間で読む必要があります。そういった意味でも、本には慣れておきましょう。

時間があるからこそできることもある

内定から入社までは多くの時間があるため、普段できないことに挑戦しようと試みている方も多いのではないでしょうか。
スムーズに仕事に取り組むための準備という点では、コミュニケーション能力や必要なスキルを身につけておくことが効果的です。具体的には、長期インターンや留学などの経験を積むことをおすすめします。

「学生時代をもっと謳歌しておけばよかった」と、考える社会人は多いものです。。しかしコンサル内定後までは長期インターンに取り組んだり、交流のある社会人にアドバイスを貰ったりするなどして、自分の将来のキャリアについて考えてみましょう。入社後に思っていたのとは違ったというミスマッチを防止するためにも、入社準備をして就職後のイメージを具体的にさせることが重要です。

まとめ

コンサル内定後はインターンに参加したり、海外留学をしたりなどと、さまざまな勉強をしておくことをおすすめします。人によっては就活を終えて時間が余っているからこそ、気分転換に旅行をしたり、何もせずにゆっくりと休んだりする方もいるでしょう。

しかしゆっくり休む時間でも、自分にとっての学びを少しでも取り入れることで、入社後に役立つスキルを身につけられます。長期インターンへの参加、自宅でパソコンスキルを身につける、読書に慣れておくなど、準備をして内定後にはスムーズに業務に取り組めるようにしましょう。

著者

トイアンナ

2012年、慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループのマーケターを経て、独立。
数千人の就活生から相談に乗った経験を活かして書籍『確実内定』を出版し、発行部数2万部以上のヒットとなる。
複数の就活媒体で監修・執筆を歴任。

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