内定出たら「6つの準備」で同期を出し抜け!研修や入社式も万全な備えを。 - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

念願の内定を獲得して、社会人としての実感が湧いた方も多いでしょう。しかし、内定後すぐに企業に入社するわけではなく、入社するまでには多くの時間があります。

余裕があるうちに入社に備えた準備をしておかないと「入社にあたって必要なものを準備できていない」「寝不足で遅刻ギリギリだった」といったことになりかねません。万全の状態で入社式を迎えるためには、やるべきことを事前に把握し、準備しておく必要があります。

そこでこの記事では、内定後の流れとスケジュール、入社前に準備しておくものなどを解説します
入社前に慌てたり、失敗したりしないように、本記事の内容を押さえておきましょう。

内定後の流れ・スケジュールは?

内定が出たあと、多くの企業では入社式が行われます。企業にもよりますが、入社式までには以下のことを行う可能性があります。

・内定者懇親会
・入社前研修
・課題の提出

もしも上記のいずれかが行われるなら内定後に連絡が来るため、早めにスケジュールを立て準備をしましょう。しかし、初めてのことなので何を準備したら良いのか、どのような服装で参加したら良いのかわからない方もいるでしょう。

ここでは、入社前に懇親会や研修がある際、どのような流れでどういった内容なのか、用意するものなどを紹介します。なお、他社からも内定をもらっている場合は、なるべく早く明確に辞退の意思表明を伝えることを忘れないようにしましょう。

内定者懇親会や入社前研修がある場合がある

企業によっては、入社前に内定者同士で仲を深め、会社の雰囲気を知るために「内定者懇親会」を行うことがあります。さらには、基本スキルの習得や不安解消のために「入社前研修」をする場合もあります。

どちらもほかの内定者や既存社員と交流する場面があるため、見た目に気を遣い、TPOをわきまえた服装で参加しましょう。企業によっては私服指定の場合もありますが、ジャケットやブラウスなどのオフィスカジュアルが無難です。指定がない企業に関しては、面接時に着用したリクルートスーツで問題ありません。

また、アクセサリーやバックに関しては、目立たないシンプルなものをおすすめします。髪型は男性であれば黒で清潔感のある髪型、女性であれば黒か暗めの茶色にしておきましょう。

持ち物としては、次のものがあると便利です。

・筆記用具
・ハンカチ
・クリアファイル
・名刺入れ
・スケジュール帳
・手帳
・印鑑

大切な書類を配布された際に便利なクリアファイルや、契約書類に捺印するためのはんこなどが挙げられます。これらは会社からの指示がなくとも、持参しておくと何かと役に立ちます。

また会社から当日の持ち物や服装に関して指示がある場合は、必ず守るようにしましょう。もしも持ち物や服装がわからない場合は、事前に担当者に聞いておくと、当日安心して参加できます。

なお内定者懇親会では同期の連絡先などを聞いて、同期会などの開催につなげると良いでしょう。なぜなら同期は今後、つらいときがあった際に支え合える存在だからです。

また、同期の転職がキャリアパスの参考にもなり、自分のキャリアを考えるきっかけになる場合もあります。できるだけ同期との親睦を深めることをおすすめします。

課題が出されることも

業界や企業によっては、入社までに資格取得が義務になっている場合があります。内定から入社までは時間があるため、思い出づくりとして友人との時間を楽しみたいと考える方もいるでしょう。しかし、資格勉強を疎かにしてはいけません。内定から入社式までは時間があるからこそ、確実に資格を取得するために、計画的に動きましょう。

また、課題が出されなくとも、業界によっては勉強しておいたほうが良い場合もあります。入社後に勉強しようと思っても、慣れない社会人生活で疲れてしまうケースは散見されます。

入社前に業務に対する理解を深めておいたり、資格取得の勉強をしたりすることで、業務への理解スピードも変わるでしょう。次項では、内定後から入社前にしておくべきことを、より詳しく紹介します。

内定後〜入社前にしておくべき6つのこと

内定後〜入社前にしておくべき6つのこと

内定後から入社前にしておくべきことは、次の6つです。

  1. 企業・職種・業界を研究
  2. 生活習慣を朝型に変える
  3. パソコン操作に慣れておく
  4. 業務に役立ちそうな勉強・スキルの習得
  5. ビジネスマナーを身につける
  6. クレジットカード発行や銀行口座開設

内定から入社まで時間があるものの、準備をしておかないとスムーズに働けません。内定式の前日に準備をしても、当日忘れ物をしてしまう可能性があります。また、生活習慣が夜型のまま仕事が始まると、朝起きられず寝坊してしまう可能性があります。入社後に失敗しないためにも、これから紹介することを押さえておきましょう。

① 企業・職種・業界を研究

内定後に「企業のことは就活中にしっかり調べたから大丈夫」と考えず、入社までに企業のことをもう一度おさらいをしましょう。

労働環境や社内体制、具体的な業務内容をあらためて知ることで、入社後のイメージができます。入社してから「本当はどのような企業かわかっていない」「自分はどういった仕事をするのかわからない」といった状態では、スムーズに仕事に取り組めない恐れがあります。内定後にもらった書面の内容を確認し、企業のホームページで自社のことを再度調べ、不安な点やわからないことはできる限りなくしておきましょう。

② 生活習慣を朝型に変える

内定から入社までは十分な時間があるため、夜ふかしをしたり、思い出づくりをしたりする方もいるでしょう。しかし、生活習慣が夜型のまま入社すると、頭がうまく回らなかったり、仕事中に眠くなったりする可能性があります。

「睡眠不足で仕事がままならない」といったことにならないよう、入社の1週間前には生活習慣を朝型に切り替えましょう。早めに朝型に切り替えておくと、安心して起きられるでしょう。

③ パソコン操作に慣れておく

パソコン操作は、ビジネスマンとして必須のスキルです。そのため、入社してからパソコン操作を覚えるのではなく、入社前にはパソコン操作に慣れておきましょう。なかには学業も落ち着いて、卒業までしばらくパソコンを使わなくなる方もいるでしょう。

しかし長期間、パソコンを使わないまま業務に移ると、ソフトの使い方がわからなくなり業務が滞る可能性があります。そうならないためには、入社前までにExcelやWord、もしくは企業が使用しているソフトに慣れておきましょう。そうすることで、業務をスムーズに進められるでしょう。

④ 業務に役立ちそうな勉強・スキルの習得

企業や業界によっては語学力や特定のツールの活用など、業務上必須となるスキルがあります。会社に入社してからでも勉強できるものの、事前に学んでおくことで同期と差をつけられます。

内定から入社まで十分に時間があるため、自分のペースでの勉強が可能です。入社してから勉強するのでは仕事で疲れて思ったように進まないケースがあり、同期との差で悩むこともあるでしょう。「勉強したいけど仕事で手一杯」「同期ができていてつらい」といった状況にならないように、余裕のあるときに勉強や資格取得をしておきましょう。

⑤ ビジネスマナーを身につける

ビジネスマナーを身につけないまま会社に入ると、上司からマナーがなっていないと思われたり、取引先からの信用を失ったりする可能性もあります。社会に出て働く以上、ビジネスマナーは必須です。メールや会話での言葉遣い、TPOをわきまえた服装など、社会人としてのマナーを身につけましょう。

自分ではビジネスマナーが身についていると思っていても、実際は失礼な言動をしていたというケースはよく見られます。

代表的な例では、目上の方に「ご苦労さまです」「了解です」などと言ってしまうことが挙げられます。これらの言葉は、目上の相手に使うべきではありません。知らなかったと恥をかかないためにも、入社前にあらためて勉強しておきましょう。

加えて、経済の話題やニュースにふれる習慣をつけておくこともおすすめします。業界に関するニュースや世の中の流れを知っておくと、自分の意見をもつきっかけになります。情報収集力は社会人にとって重要であるため、日頃からニュースをチェックする習慣を身につけましょう。

⑥ クレジットカード発行や銀行口座開設

入社までに、クレジットカード発行や銀行口座開設をしておきましょう。会社の経費はクレジットカードで立て替えることがあるため、1枚もっておくと便利です。また、入社前に会社指定の銀行口座を開設しておくことで、スムーズに給与振込への対応ができます。

クレジットカードは金融業界の場合、入社後に指定のカードを作るケースもありますが、早めに作っておいて損はありません。学生向けのクレジットカードであれば、比較的審査に通過しやすい傾向にあります。カード会社によっては審査で時間がかかるところもあるため、内定までの時間があるときに作っておきましょう。

入社前に準備しておくもの

入社前に準備しておくもの

入社前に準備しておく主なものには、以下が挙げられます。

・スーツ一式(ワイシャツ・ブラウス、ネクタイ、革靴・パンプス、カバン)
・腕時計
・名刺入れ
・印鑑
・ペンケース
・手帳

人によって準備するものは異なるものの、印鑑は入社後すぐに書類の提出を求められることや、その後も使う場面がたびたびあるでしょう。会社から支給される場合もありますが、念のため、持参しておきましょう。

また服装については、会社によっては指示がない場合があります。その場合はオフィスカジュアルで問題ありませんが、特に指定がない場合はスーツをおすすめします。基本的に面接で着たリクルートスーツであれば、問題はありません。チェックや大柄のものなど、派手なデザインのものは避けましょう。

ほかにも名刺入れや腕時計、ペンケースなども、落ち着いたデザインで統一感のあるものを選ぶのが無難です。手帳に関しては、スマートフォンにカレンダー機能がありますが、業務中は触れない場面もあります。そのため、持ち歩ける小さな手帳をもっておくと安心です。

会社によっては、入社前に持参するものを指示される場合があります。その場合は、会社の指示に従って持ち物を用意しましょう。もし「準備するものがわからない」「何も書いていない」と不安を感じる場合は、担当者に確認してください。

入社直前になって「何をもっていけばよいのかわからない」「違うものをもってきてしまった」とならないために、疑問点や不安点があれば事前に解消しておきましょう。

入社までに必要なものは余裕をもって準備しよう

入社までに必要なものは余裕をもって準備しよう

ここまで、入社前に準備するものや入社までにしておくべきことなどを解説しました。入社式は新社会人としての自覚が芽生える日であり、また既存社員やほかの内定者から第一印象を抱かれる日でもあります。

内定をもらってから入社するまでは、時間に余裕がある方が大半です。そのため、早めに必要なものを準備しておき、入社時には足りないものがないようにしましょう。「時間があるから大丈夫」「後で準備する」と考えていては、うまく社会人としてのスタートを切れない可能性があります。

また、企業によっては、これまでに紹介したもの以外に、用意する物があることもあります。その場合は、事前に持ち物をチェックをして、忘れ物をしないようにしてください。新社会人としてのスタートを気持ちよく迎えるためには、焦らないように早めに準備に取りかかることが重要です。

まとめ

内定後から入社するまで時間が十分あるため、余裕をもって準備できるでしょう。内定から入社式までに夜型を治さなかったり、遊び続けていたりすると、当日忘れ物や寝坊をする可能性があります。そうなると、最初から悪印象を抱かれてしまいます。

「学生最後の時間」と思い出をつくるチャンスでもありますが、これから社会人になるにあたって、メリハリをつけられるようにしましょう。社会人のスタートで失敗しないためには、直前になって焦らないよう着実に準備を進め、万全の状態で迎えられるように行動することが重要です。

著者

トイアンナ

2012年、慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループのマーケターを経て、独立。
数千人の就活生から相談に乗った経験を活かして書籍『確実内定』を出版し、発行部数2万部以上のヒットとなる。
複数の就活媒体で監修・執筆を歴任。

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