インターンシップの面接対策!よく聞かれる質問とポイントのまとめ - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜
インターンシップの面接対策!よく聞かれる質問とポイントのまとめ

インターンシップ実施企業のなかには、参加者を選考するために面接を行うこともあります。インターンシップの面接では、いったいどんな質問がされるのでしょうか。面接で実際によく聞かれている質問や、先輩たちが回答に困った質問などをもとに、インターンシップの面接対策やポイントを紹介します。

インターンシップの種類

インターンシップの種類

インターンシップとは、学生に一定期間企業で働いてもらい、働きぶりや適正を見て相性を見極める選考です。インターシップに対する考え方は企業によって異なり、実際に採用を踏まえて実施しているものから、社内見学の要素が強いものまで、さまざまです。

本項では、主なインターンシップの種類を見ていきましょう。

1.最終選考型

外資系企業に多い、インターンの採用パターンです。実際に企業で1週間程度働いてもらい、学生の能力や資質を見ることが目的です。面接はうまくこなせても、実務で能力を発揮できない場合があり、選考の一部として判断するために行われます。

2.会社見学型

企業が応募者を増やすことを目的としているので、インターンと銘打っているものの、実際は半日や一日の工場見学や懇親会などを行います。実務に携わることはほぼありません。

2.リクルーター型

リクルーターをつける学生を、選別するために行われます。投資銀行などでよく見られるスタイルです。このタイプは応募の際に学歴フィルターがかかっているケースが多く、高学歴専用といえます。インターンの内容は、前述の会社見学型に近い特徴があります。

3.優秀者ヘッドハント型

優秀者を早期に選考する目的で行われるインターンです。大手企業は協調して選考開始日を決めていますが、企業によっては早い段階でインターンとして優秀な学生を集め、早々に目星をつけているケースがあります。

4.アルバイト型

インターンというよりも、実質的労働力として雇われます。ベンチャー企業に多いパターンで、インターンの期間も半年以上と長期雇用になる場合がほとんどです。

インターンシップの面接

インターンシップの面接について解説します。面接は何よりも準備が大切です。

まずはインターンシップ面接の準備のポイントを押さえましょう。

インターンシップ面接と採用面接の違い

基本的にインターンシップと採用の面接で、聞かれる質問に大きな違いはありません。しかし、企業の目的が異なるので、その意義を理解したうえで面接に臨みましょう。

インターンシップの面接は、インターンシップに参加する意欲や適性があるか判断するために実施されます。インターンに参加して学びたいことを、積極的にアピールしましょう。

面接の準備

面接準備は早めに始めることが大切です。ほとんどの場合、ESをベースに質問されるので、ESに書いた内容はスラスラ言えるように練習しておきましょう。

準備が不十分なことが原因となり、焦りが生じて面接で失敗するケースもあります。早めに準備しておくことで、余裕をもって対応できるでしょう。また、面接当日は移動時間に余裕をもって、行動することがポイントです。

基本的な面接の流れ

基本的な面接の流れ

続いて面接の流れについて紹介します。採用面接での流れを基準にしていますが、インターシップでも流れはほぼ変わりません。インターンシップだからといって、気を抜いたり、準備を怠ったりすることのないようにしましょう。

1.面接時の服装と身だしなみ

第一印象は見た目で決まるといっても過言ではありません。身だしなみを整え、清潔感を意識しましょう。

基本的にはスーツで臨みましょう。色は黒・紺・グレーで、シンプルな無地のスーツをおすすめします。男性は黒や濃いブラウンの革靴、女性はパンプスなどを合わせます。面接日の2〜3日前までには、スーツや革靴・ビジネスバッグ・ネクタイなど、必要なアイテムを揃えておきましょう。

平服といった指定がある場合は、それにしたがいます。私服の場合、ビジネスカジュアルなイメージで揃えると良いでしょう。襟つきの服やジャケットといったラフでないものを選び、清潔感を重視しましょう。

また、夏インターンの面接の時期は、汗で髪型が崩れることもあります。身だしなみを整えるアイテムや、エチケット用品などを携帯しておきましょう。

2.会場にいつ入るか

面接の前日までに、面接会場へ向かうための交通機関やルートなどを事前に確認しましょう。

5分から10分前くらいに到着するのがベストです。道に迷いやすい人は、30分くらい余裕をもって到着するようにしましょう。早く着いた場合は近くのカフェなどで、面接のイメージトレーニングをすると良いでしょう。

お手洗いは事前に済ますようにしておいてください。また、あまりにも早く会場入りすると相手の迷惑になることがあるので、気をつけましょう。

3.遅刻しそうになった場合

遅刻は厳禁ですが、やむを得ない事情で遅刻する場合は、人事部に電話で伝えましょう。もしものときに備えて、電話番号は必ず控えておいてください。電話番号がわからない場合は会社の受付で謝罪をして、面接をしてもらえるよう懇願しましょう。最後まであきらめないことが肝心です。

4.受付と待機

受付の方には丁寧な対応を心がけましょう。大学名と名前を名乗り、案内を待ちます。控室に案内されたら速やかに移動し、名前が呼ばれるまで静かに待ちましょう。待機時間も適度な緊張感をもつことが大切です。ESや会社情報を見て、最終確認の時間に使いましょう。通路などで待機する場合は、周りの邪魔にならないように注意してください。携帯電話の電源は、会場に入る前か待機時間のうちに、オフになっていることを確認しましょう。

5.入室

名前を呼ばれたらノックをして入室します。ドアは後ろ手で閉めずに、一度後ろを向いてドアを開けましょう。

椅子に座る際は、背筋を伸ばして座ります。椅子に深く座らずに、浅く座るようにすると自然に足が地に着きます。手は軽く握り、膝の上におきましょう。男性は足を肩幅に開き、女性は足を閉じるようにしましょう。

6.面接中

緊張を避けるのは難しいですが、緊張していると無意識に声が小さくなったり、表情が固くなったりして、さらに自信がなくなってしまいます。あくまでも自然体で対応しましょう。ほどよい緊張感は大切ですが、本来できるはずの受け答えもできなくなるほど緊張してしまうと、準備が台無しになります。

7.退室

面接が終わったら面接官にお礼を言い、もらった資料や名刺をカバンにしまい、忘れ物がないか確認しましょう。その後、荷物を持ちドアを開ける前に、面接官に一礼します。ドアを閉める時は静かに丁寧に閉めましょう。 

面接の想定質問集

面接の想定質問集

面接でよく聞かれる質問にはパターンがあります。本項では代表的な5つの質問を紹介します。

1.ESに書いたような自己PRや志望動機などの一般的な質問

この質問は王道なので、すらすらと答えられるように練習を重ねましょう。大学生活でどのような勉強をしているのか、アルバイトやサークル、部活での経験、どういった人柄なのか聞かれるのが一般的です。いきなり「自己PRをしてください」と言われることも珍しくありません。本番で慌てないように、自己PRはよく考えておきましょう。

2.企業との相性を見る質問

(例)長所・短所を教えてください。

企業のカルチャーや、仕事内容に合うかを確認されます。「この企業なら外向性を求められそう」、あるいは「勤勉性を求められそう」など事前に把握してきましょう。ただ、無理に合わせてもいつか綻びが出るので、あまりにも自分の性格と合いそうにない企業のインターンに行くのは、できるだけ控えましょう。

3.ストレス耐性を測る質問

(例)挫折した体験を教えてください。

インターンや将来その企業で働くうえで、いかに精神面、肉体面がタフか問われます。挫折を乗り越えたストーリーを1つ・2つ準備しておくと、スムーズに答えられます。

4.志望度を問う質問

(例)最近気になるニュースはありますか。

業界や業種への興味を抱いた経緯や、応募した企業を選んだ経緯をエピソードを交えて、説明しましょう。このとき、過去の経験やどのような業界研究を行っているかもあわせて説明できれば、より効果的です。また、インターンを通じて何を学び、今後どのように活かしたいかアピールしましょう。

この質問への対策は、企業研究を深めることに尽きます。自分が興味のある業界のニュースや、業界向けの専門紙などに目を通しておくと、面接官へのアピールになり、好印象です。

5.逆質問

面接官から「質問はありませんか」と聞かれることもあります。そのような質問に備えて、聞くことを事前に考えておきましょう。インターン面接での逆質問は、積極性を見られています。

逆質問は自己アピールできる機会です。例えば「入社までに勉強していたほうがいいことはありますか?」「○○の資格は、御社で活かせますか?」などの質問が効果的です。入社の意欲を見せたり、資格を活かしたいというアピールをしたりすることで、積極性を伝えられます。

また、調べればわかることを質問すると、企業分析ができていない・そこまで興味がないという印象をもたれます。「特にありません」という回答は論外です。

オンライン面接のマナー

オンライン面接は、近年急速に増えています。オンラインの場合は速度や通信状況速度、アカウント名などあらかじめ確認しておきましょう。

入念に準備していても、Web面接中に不具合が起きて接続が切れてしまうこともあります。そういうときでも慌てることなく、電話やメールで不具合が起きてしまったことを伝え、再ログインを試すといった対応をしましょう。

インターンシップで注意すべきこと犯しやすい間違い

インターンシップで注意すること犯しやすい間違い

長期的なインターンシップでは途中で環境に慣れ、つい悪い印象を与えてしまうケースがあります。最終選考型のインターンで失敗してしまうと、今での努力が水の泡です。本項では、インターンシップでの主な注意事項を紹介します。

社員に失礼な態度をとる

インターン生には若手社員が対応することが多く、つい気が緩んだり、疲れが出たりして、態度に出てしまうことがあるでしょう。よくある例としては、ため口で話す、挨拶をしない、待遇面ばかり質問するといったことが挙げられます。

イライラを隠せない

思い通りに課題が進まないときや、チームで競い合う場面など、ついイライラしてしまうことがあるでしょう。しかし、実際に社会人になると取引先に理不尽な要求をされたり、業績が伸び悩んだり、イライラする場面は多々あります。そういったときにもイライラせず、適切に対処できるか企業は見ているのです。

頭脳の持久力を失う

長い間、作業に集中し、脳を酷使し続けていると、突然スイッチが切れてしまうことがあります。やる気があったのに急にモチベーションが下がると、マイナスイメージを与えてしまいます。こまめに休憩を挟んで自分でコントロールし、ここぞという時に集中力を発揮できるようにするのも、社会人として重要です。

まとめ

インターンの面接ではまだまだ面接に慣れていない学生が多く、緊張してしまうことは仕方ありません。面接官と対話するイメージで、落ち着いてゆっくり話すことを意識しましょう。

自分の思いを伝えられる貴重な場と考え、自分の言葉で、ありのままの自分や熱意を伝えましょう。また、面接の際は回答の内容だけでなく、話し方や態度、身だしなみなどもチェックされます。面接が決まったら質問への準備をし、必要なアイテムを揃え、万全の状態で臨みましょう。ライバルと差をつけるなら、早めの準備が肝心です。

著者

トイアンナ

2012年、慶應義塾大学卒。P&Gジャパン、LVMHグループのマーケターを経て、独立。
数千人の就活生から相談に乗った経験を活かして書籍『確実内定』を出版し、発行部数2万部以上のヒットとなる。
複数の就活媒体で監修・執筆を歴任。

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