【Strategy&】院進をせずに戦略コンサルのStrategy&に入社した理由 - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜
【Strategy&】院進をせずに戦略コンサルのStrategy&に入社した理由

今回は東京大学工学部社会基盤学科へ進学した後、世界的な経営戦略コンサルティングチームであるStrategy&に入社され、現在はマネージャーとして活躍されている建川友宏さんのインタビューをお届けします。この記事では進学学部を選んだ理由や院進せずに学部で就職した理由などについてお聞きします。

──本日はよろしくお願いいたします。初めに簡単な自己紹介をお願いします。

建川さん:建川友宏と申します。私は2015年の3月に東京大学の工学部社会基盤学科を学部で卒業いたしまして、同じく2015年の4月に新卒でStrategy&に入社をしました。入社7年目の今は、マネージャーという役職でクライアントの企業に常駐させていただきながらプロジェクトを進めています。

──ありがとうございます。それではまず、建川さんが入学した際の科類と、その理由について教えてください。

建川さん:理科Ⅰ類に入学しました。そもそも東大を選んだ理由は、高校生のときに自分が何をやりたいかが正直決められなかったからです。文系に行きたいのか理系に行きたいのかということも決められず、東大ならば文転もできるぞ、ということで科類に関しては単純に得意な教科から理科Ⅰ類を選びました。

Strategy& マネージャー建川友宏

──その後、前期教養学部時代を経て、どのような進学選択をしようと考えましたか?

建川さん:前期教養学部時代に色々授業を受ける中で、工学系に進みたいなという気持ちがなんとなくありました。なぜなら、私の地元は福岡市内から少し外れたところなのですが、このような地域での地方創生や公共交通の政策に興味があり、そういったことを勉強できるのは工学部社会基盤学科(通称:社基)だと思ったからです。また、小さいころから航空機や宇宙に興味があったため、工学部航空宇宙工学科も選択肢にあり、こちらも工学系でした。

──最終的にどちらの学科にどのような理由で進学を決めたのでしょうか。

建川さん:工学部社会基盤学科に進学しました。選んだ理由は、単純に自分の興味でしたね。ピュアなエンジニアというよりも、政策的なところについても幅広く勉強する方が自分が楽しめるのではないかと思いました。

──実際に進学してみていかがでしたか? 思っていたのと違ったところもあれば教えていただきたいです。

建川さん:特に違ったなと思うところはなく、だいたい思っていたとおりでしたね。とても良かったなと思うのは、理科Ⅰ類では周りにどうしても理系的な考えの人が多いと思うんですが、東大の工学部社会基盤学科は文系から来ている人も比較的多く、色々な考え方をする人がいたところですね。必ずしも理系だからエンジニアになるとか、社基だからゼネコンに就職するといったような、枠にはまった考えの人たちだけではなかったところが非常に良かったかなと思います。

──他に工学部社会基盤学科に進学して良かったなと思う点はありますか?

建川さん:はい。もうひとつ良かったと思うことは、工学部社会基盤学科の中にある国際プロジェクトコースで、海外志向の強い人にたくさん出会えたことです。そこでの友人は海外志向が強いことから、外資系の会社に就職しようとする人達が多かったです。実はコンサルタントという今の仕事の存在を初めて知ったのは、社基の友達がその選考を受けると言っていたからなんです。今、自分はコンサルという職業がとても自分に合っているなと思っていて、そのきっかけを作ってくれたのが社基で出会った仲間でした。

──建川さんは学部で就職されていますが、工学部社会基盤学科では就職する方の割合はどれぐらいだったのでしょうか?

建川さん:私の時代は、ちょうど10%でした。同じ学年が50人いて、学部で就職したのが5人です。

──では、院進という選択がマジョリティという環境で学部での就職を選んだのはなぜですか?

建川さん:学部3年の時に、院に進学するか就職するかで悩みました。私の所属していた研究室からは交通系の会社への就職が多く、そのような会社に進むのであれば、大学院に進学して専門性を磨いてから就職する方が良いだろうなとは思っていました。一方で、コンサルティング業界やインフラを取り扱った総合商社にも興味がありました。この2つの業界に関しては、大学で学ぶ知識よりも実際に働いてみて得られる知識の方が重要な業界だと認識していたので、それであれば学部生のうちに受けてみようと思い、選考を受け始めました。選考を受けていく中でStrategy&の色々な方と話をしたとき、「この人たちすごいな」とか、「この人たちと一緒に働きたいな」と思える方が多く、結果として院進するという選択肢がなくなったという感じです。

──ありがとうございます。続いて、学生時代にやっておいてよかったと思うことがあれば教えてください。

建川さん:大きく3つあります。一つ目は、社基の同期と一緒に勉強できたことです。その後の進路にかかわらず今でも仲が良く、他の業界の話などを聞けるのでとても面白いです。二つ目は、海外に行けたことですかね。当時は海外志向が全くなかったのですが、強制的に海外に行く機会があったおかげで視野が広がり、選択肢も広がったのはよかったかなと思いますね。最後の三つ目は、会社に入ってから初めて気づいたことなのですが、東大の先生方ってすごいんだなということです(笑)。というのも、学生時代には当たり前すぎて全然気づかなかったのですが、東大の研究室で勉強できたということ、先生に色々と教えていただいたということ自体が、振り返ってみるとすごく良い経験だったと思います。

──なるほど。逆に、学生時代にやっておけばよかったと思うことはありますか?

建川さん:留学ですね。お話ししたとおり海外志向がなかったので、留学を一切考えていませんでした。今思うと時間のある学生時代に留学をしておけばよかったかなと思うところはあります。社会人になってから留学する、というのはなかなか難しいですからね。

──ありがとうございました! 

ATLAS会員限定コンテンツ

ES・体験記

充実したES・選考体験記に加えて、企業ごとの選考突破の攻略法を掲載しています。

g clip-path="url(#clip0_67_2718)"> 限定選考ルート

コンサルやファンド等の特別選考ルートを登録情報をもとにご案内します。

企業分析

企業の最近の動向や競合と比較したときの強み、選考フローについて解説します。