【PwCコンサルティング】院進して感じた、学部と大学院の大きな違い - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜
【PwCコンサルティング】院進して感じた、学部と大学院の大きな違い

今回は東京大学理科Ⅱ類から工学部都市工学科へ進んだのちに院進され、PwCコンサルティング合同会社にビジネスコンサルタントとして入社された鷲見えりささんのインタビューをお届けします。この記事では進学学部を選んだ理由や大学院へ進学した理由などについてお聞きします。

―本日はよろしくお願いいたします。最初に、理科Ⅱ類を選択された理由から教えてください。

鷲見さん:正直な話、理科Ⅰ類でも良かったのですが、噂で「理科Ⅱ類の方が通りやすいよ」と聞いたのが、受けた理由です。

―そうだったんですね。では続いて、実際に進振りについてどういった学部学科が候補にあったのか、またその理由についてお伺いできますか?

鷲見さん:私は進振りを考える段階より前に、建築やまちづくりを勉強したいということが決まっていました。その時点で工学部の都市工学科に行くか建築学科に行くか、という二択まで絞られていたんです。その二つの選択肢で、進振りの点数で行けるのが都市工学科だったので、都市工学科に進学しました。

―実際に都市工学科に入られてからは、どのようなことを勉強されたのでしょうか?

鷲見さん:私が専攻した都市環境工学コースでは、水質などに関する授業が多かったので、実験をたくさんしました。そのような授業を受けていく中で、あまり実験は楽しくないな、手を動かすよりも頭を動かす方が私は楽しいなと思いました。そこで、水質に関する研究室に進むことはやめて、サステナビリティというテーマを掲げている研究室に入ることにしました。

―サステナビリティとは具体的にどのようなことを勉強されていましたか?

鷲見さん:サステナビリティにつながれば何のテーマでもいいよ、というようなふんわりした研究室でした。私はエネルギーの分野を研究したかったのですが、電力の分野では研究シミュレーションをしている先輩がすでにいたので、エネルギー分野の中でも熱利用というところにテーマを絞って研究をしていました。

―都市工学科というと学部での就職も少なくはないのかなと思いますが、大学院への進学を決められた理由についてお伺いしたいです。

鷲見さん:進学を決めた理由は二つあります。一つは東京大学では自分のやりたい専門の勉強をしている期間が後期に入ってからの2年間で、他の大学の人に比べると短いほうなので、もう少し社会で戦える知識を身に付けたいと思ったからです。実は学部時代も就職活動はしていて、数社から内定はいただいていたのですが、このような理由からもう少し勉強して知識を積むことに決めました。

もうひとつは、改めて就職と院でもう少し勉強するのとを天秤にかけた結果、もう少し勉強してみたいと思い直したからですね。

―大学院ではどういったことを勉強されましたか?

鷲見さん:学部の延長という形で、同じく熱利用に関する研究を続けていましたね。

―その後博士課程に進むという選択肢もある中で、修士での就職をされた理由はなぜでしょうか?

鷲見さん:もう少し勉強がしたい、という理由で院に進んだものの、大学院は学部と違って授業を受けるというよりは自分の研究をコツコツ進めなくてはいけないような環境でした。でも私は自分の研究テーマに熱意が持てなかったために、院での生活が苦しかったんです。だから、このまま博士課程に行って苦しい生活を続けるよりは、一度社会に出てみても良いなと思い、修士から就職することを選びました。

―では、鷲見さんが学生時代にやっておいてよかったなと思うことは何でしょうか?

鷲見さん:やっておいてよかったと思うことは、部活とアルバイトですね。基本的に、大学は講義で顔を合わせる人としか交流が持てないと思うので、大学時代の知り合いを増やすという意味で部活は良い場だったなと思っています。またアルバイトについては、学生でありながらも働く、という経験がとても重要だったと今感じているので、自分もやっておいてよかったなと思っています。

―では逆に、今振り返って、学生時代にこれをやっておけばよかったな、ということがあればお伺いしたいです。

鷲見さん:1、2年生の間は、広く色々な授業を受けてみるべきだったなと思います。前期教養学部では文系理系に関わらず幅広く授業が取れますが、私は本当に興味のある科目しか受けていませんでした。今思うと、もう少し視野を広く持って、途中からでもとりあえず最初の講義だけ受けてみるというようなチャレンジをしてみても良かったなと思っています。

―ありがとうございました。

ATLAS会員限定コンテンツ

ES・体験記

充実したES・選考体験記に加えて、企業ごとの選考突破の攻略法を掲載しています。

g clip-path="url(#clip0_67_2718)"> 限定選考ルート

コンサルやファンド等の特別選考ルートを登録情報をもとにご案内します。

企業分析

企業の最近の動向や競合と比較したときの強み、選考フローについて解説します。