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【PwCコンサルティング】IT×ビジネスで切り開く新しいキャリア

今回は、中国で大学を卒業されたのちに東京大学大学院工学系研究科に進学され、現在はPwCコンサルティング合同会社にITソリューションコンサルタントとして入社された林如心さんへのインタビューをお届けします。この記事では大学院の進学先として東京大学を選んだ理由や、大学院生時代のお話についてお聞きします。

―本日はよろしくお願いいたします。最初に、簡単な自己紹介の方をお願いします。

林さん:林如心と申します。中国の国籍を持っています。学部は中国で卒業し、大学院から東大に入りました。学部時代は文系だったのですが、技術やテクノロジーに関することも学びたいと思い、大学院では工学系研究科技術経営戦略学専攻というところに進学しました。よろしくお願いいたします。

―ありがとうございます。東大には大学院から来られたということですが、中国の大学では何を専攻なされていたのでしょうか。

林さん:学部時代はeコマースを学んでいました。当時は中国のeコマースが非常に高速な発展を遂げていた時期だったので、それを学ぶのは面白そうだと思ったからです。

―どうして中国の大学院ではなく、外国の大学院に進学しようと考えたのですか?

林さん:とても迷いましたが、ずっと国内にいると外の世界が見られないのではないかと思い、外国の大学院に行くことを決めました。

―次に、海外への進学ということで色々な候補があったと思いますが、なぜ東大の大学院を選んだのかを教えてください。

林さん:外国人から見ると、やはり東大が日本で一番の大学であるというのは大きいですね。また、学部ではビジネスに関連することを専攻していましたが、大学院ではテクノロジーについても勉強したいと思っていました。そう思っていたところ、東大にビジネスとテクノロジーを結合した技術経営戦略学という専攻があると知り、私の興味にぴったりだと思ったので、進学を決めました。

―その後実際に授業を受けてみて、技術経営戦略専攻のカリキュラムはどうでしたか?

林さん:基本的には思っていた通りで、受けたかった授業を受けられました。たとえば、新しい技術や新しい発想を活用して、ある業界・ある領域にイノベーションを起こした事例紹介をしてくれるような授業もありました。まさに、私が受けたかった授業だったので面白かったですね。

―思っていたことと違ったというようなギャップはありましたか?

林さん:この専攻に関わっている「技術」はIT技術だと思っていたのですが、実際はエネルギーや金融などのかなり幅広い技術を扱っていたところですかね。これはとても良いギャップだったと思います。

―技術経営戦略専攻の方は就活する方が多いイメージなのですが、技術経営戦略専攻だったからよかったことなどはありましたか?

林さん:ありましたね。同じ研究科の先輩方は金融やコンサルに入られた方がとても多く、実際にコンサル業界に就職された先輩にお世話になりました。キャリアに関するアドバイスだけでなく、ESの修正やグループディスカッションの疑似練習などにも付き合っていただきました。

―それは心強いですね。林さんはその専攻でどのような内容の修士論文を書かれたのでしょうか?

林さん:ブロックチェーンについての論文を書きました。仮想通貨も株みたいに値段が動くのですね。でも仮想通貨は一般的な株より動きの幅が広くて、それが大きなリスクになっていると言えます。その動きの幅を株価変動の抑制規制を使って抑えるのかということに関して、そのテストとかシミュレーションとかを研究していました。

―学部時代の専攻のeコマースとはトピックが離れているように感じますが、どのように勉強をしましたか?

林さん:技術経営戦略学専攻に入ってからはプログラミングを自分で勉強しました。また、ディープラーニングのゼミにも入っていて、AIに関して少し学んだ後はAIをやっているベンチャーの会社でインターンもしていました。最後の修士論文でも、プログラミングなどを使ってシミュレーションをやりましたね。

―ご自身で主体的に勉強されていたのですね。次に学生時代、自分がやっておいてよかったなと思うことは何かありますか?

林さん:先ほども申し上げましたが、プログラミングを独学したことですね。大学院に入る前はプログラミングに関しての背景も全然なくて、プログラミングができる人がかっこいいなと思っていました(笑)。その後、院生になってから、自分でネットの講座とか、本とかを使って独学を始めた形です。

―プログラミング学習は凄くハードルが高いですよね。独学するのは大変そうです。

林さん:そうですね。自分が完全にわからない領域をゼロから勉強することそれ自体も、とても良い思い出になりました。その経験があることで、今の自分が新しいものに出会ったときにも臆せずに取り組むための勇気を与えてくれていると思います。

―プログラミングができるようになったことで、良かったことはどのようなことですか?

林さん:プログラミングはツールの一種で、ある程度習得した段階で「このツールを使って、こういうこともできるなあ」ということを考えることができるようになりました。たとえば、仕事で表計算ソフトを使うときにも、簡単なプログラミングを使うだけで、効率化やデータの可視化ができるようになります。それを知ることができたのが、プログラミングをできるようになってよかったことですね。

―なるほど。逆に、学生時代にこれをやっておけばよかったなということはありますか?

林さん:英語と日本語以外の言語も学べば良かったなと思います。というのも、ある言語を学ぶということは、その言語の後ろにある文化も一緒に学んでいるということだからです。今の仕事では海外のクライアントとコミュニケーションをする機会がたくさんあるので、実際に向こうの文化を理解したうえで、先方の言語で話し合うことができれば良かったなと思います。

―なるほど。ちなみに、今すでに三カ国語を話されるのですよね?

林さん:はい、母国語の中国語、英語と日本語ですね。

―そこからさらに他の言語を学びたかった、というのは本当にすごい向上心ですよね。ありがとうございました。

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