【どれが楽単?】読む?書く?英語授業の特徴を解説します!

【どれが楽単?】読む?書く?英語授業の特徴を解説します!

こんにちは。今回は一橋大学で学ぶ「英語」について紹介します。

「入試で英語を勉強してもう疲れた…」なんて人もいるかもしれませんが、大学でも英語を使えないといけません。留学や就活を見据えた時に、英語ができるのは一つの大きな武器。自分にあった科目を履修して英語力を伸ばしていきましょう!

英語の授業は何個とればいい?

英語が苦手な人にとって、英語の授業はできるだけ少なくしたいですよね(笑)。

一橋大学では、3年生に進級する際(進学要件)・卒業をする際(卒業要件)の2つのタイミングで、定められている最低限の単位数を取れているのかの確認があります。留年となるのは、このタイミングで各カテゴリーの必要単位数を満たしていなかった場合です。なお、英語に関係するカテゴリーは、「英語コミュニケーションスキル」「外国語科目」の2つです。

「英語コミュニケーションスキル」とは、1年生が自動的に履修する「PACE(ALTの授業みたいに英語を書いたり喋ったりする授業。クラスメイトと受ける。)」のことです。全学部共通で2年生までに8単位が必要となります。授業をサボって再履修とならない限り、普通にやっていれば単位をとれるので安心してください。

「外国語科目」とは、自分で選択して履修することになる「リーディング」「フランス語」などの授業のことです。英語の授業が数多くありますが、その他の言語も履修することができます。

法学部生・社会学部生の方が必要単位数が多いように見えますが、安心してください。
この「外国語科目」には1年生の必修科目である第二外国語の単位が含まれています。普通に受講していれば1年生のときに8単位とれるので、2年生までに2授業(4単位)、4年生までに4授業(8単位)とればいいことになります!

「1年生では留年しないから外国語の授業とらなくていいじゃん〜♫」と思ったそこのあなた、鋭いです。しかし、多くの英語の授業は抽選対象で、希望したら必ず受講できるわけではありません。「落選=留年確定」とならないためにも、1年生のうちから早めに取り組むことをオススメします。

一口に「英語」と言ってもたくさんある!

一橋大学で開講されている英語の授業は、非常に多岐にわたります。

まず、英語のレベル別に開講されている授業があり、「リーディング」「ライティング」「ディスカッション」「Introduction to Global Issues」がこれにあたります。好きなレベルを選択できるわけではなく、大学からレベルを指定されるので注意してください!(PACE・クラスのレベルと同じです)

一方、「EDGE」「LL」「資格試験」の授業については、レベルは関係なく誰でも履修することができます。また「EDGE」と「Introduction to Global Issues」を除く授業は、難易度順にⅠ・Ⅱ・Ⅲとの記号が授業名についています。いきなり「Ⅱ」以降から履修することもできますが、よほど抽選で落ち続けて履修できる授業がなくならない限り「Ⅰ」から履修することをおすすめします。

各授業の違い・難易度は?

ここからは多岐にわたる各授業について、詳しく説明していきます。

リーディング

英語の文章を読んでいく授業。先生が持ってきた英文を宿題で読んできて、授業内で解説を受けるという形式の授業で、高校の授業に近い印象があります。授業によっては発表やディスカッション、グループでの課題遂行なんてことも。もちろん高校時代より難解な文章となり、題材も小説など古典文学から現代のものまで先生によってまちまち。筆者は、社会的な事件を扱ったイギリスの新聞記事を読む授業を受けました。宿題で英語の文章を読むのは大変ですが、上級生になって求められる英語論文を読む力をつけるためにはもってこいの授業です!

ライティング

英語を書く力を鍛える授業。英文を書く基礎から始まり、パラグラフの構造や英語の表現などを学びながら、学術的な文章を書けるようになることを目指します。資格試験や履歴書を扱う授業もあるとか。英語を書く力が欲しい人はもちろん、留学でTOEFLを受験する人、将来英語を使った仕事をしたいと思っている人、英語圏の彼女と文通したい人は取るべきかもしれません!課題が重めな授業もあるため、倍率はそこまで高くなりません。

ディスカッション

英語のトーク力を鍛える授業。出されたお題について宿題として事前に考えてきて、授業で周りの学生と英語でトークするという形式。お題は身近なものから学問的なものまで、やはり先生によって様々です。特に、高校時代までの英語は「読む」「聴く」という受動的な勉強に偏りがちだったため、英語を「話す」力をつけたい人におすすめ!また、「読む」「聴く」英語に苦手意識がある人もディスカッションの授業なら楽しく取り組めるかもしれません!

Introduction to Global Issues

グローバルな課題が取り上げられ、トピックに関することを調べたり読んだり考えたり話したり…と、特定の技能に偏らずに英語力を伸ばすことができる授業。また、かなり社会的な話題を扱うため、実践的な「生きた英語」を学ぶことができるはずです!

LL

東2号館のLL教室で行われる授業のこと。LLは「CALL(Computer Assisted Language Learning)」の略で、パソコンを使って行われるのが大きな特徴です。パソコンが使えるということで、リスニング力向上を目指す映像や音声を用いた講座が多いですが、それ以外の技能ももちろん伸ばせます。BBCの映像ニュースを用いた授業もあるとか。リスニング力を鍛えたい学生にLLはかなりおすすめ。内容もとっつきやすいため、かなり人気が高く、抽選の倍率が高くなりがちです。

資格試験

その名の通り、TOEFLやTOEICの点数向上を目指す講座。就活や留学、大学院入試で必要となってくるため、ほとんどの大学生が一度は資格試験を受けることになるでしょう。正直なところ課題が多くて大変な授業も多いですが、頑張れば単位以上の目に見える成果を得られるはずです。「自学だとどう勉強していいかわからない…」「自分だけで勉強するといつも挫折してしまう…」などといった人にはおすすめです。資格の勉強もできて単位もとれる一石二鳥の授業なので、こちらもかなり人気です。

EDGE

2年生以上が対象の授業で、少人数で行われる「PACE」のような授業です。ビジネスやアカデミックな英語に触れ、双方向の授業が行われる…なんだか難しそうな授業です。1年生でPACEを受けて楽しいと思った方はチャレンジしてみてもいいかもしれません!

おまけ!海外語学研修

海外語学研修とは、一橋大学の授業として海外の大学の留学プログラムに参加することです。夏休みと春休みに行われ、アメリカ・イギリス・オーストラリアの大学に4週間通い、英語の授業プログラムを受講します。ホームステイまたは寮に滞在し、休日は観光もできます。大学からの補助金はありますが、渡航費や参加費だけで約100万円かかり、さらに渡航先での生活費もかかってきます。さらに、渡航前には「スーパー英語」というリスニング教材を1週間に2時間程度受講するのに加え、「TOEFLmini」も渡航前後に3回受験、そして渡航後には報告書を書く必要があります。決して「単に4週間旅行気分で単位をとる」という科目ではないので、単位目当ての気軽な気持ちでは参加すべきではないでしょう。コロナ禍で制限もありましたが、2022年度では渡航可能な国も増えており、春のプログラムは3ヶ国4大学で行われることになりそうです。ちなみに、海外サッカーファンの筆者はブライトンに行きました。大活躍の三笘選手と、プレミアリーグ首位を快走するアーセナルFCを見てきたとか見てきてないとか。

まとめ

以上、一橋大学で開講されている英語の授業を紹介してきました。とにかく伝えたいのは、それぞれの授業は画一的なプログラムで行われるのではなく、先生により授業内容はまちまちです。 必ずシラバスを確認してから受講しましょう。

入学したばかりでまだまだ先の話をされても…と思われるかもしれませんが、やはり英語力は今後の人生で大事になってきます。あなたに必要なのはどんな英語力なのか、入試などの結果や将来の夢から考えてみてください。一橋大学にはその力を伸ばせる授業が必ずあるはずです!

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