履修を組む中で、「一年間で何単位取るのが普通?」「1年生のうちにたくさん単位を取れば取るほど、後々楽できるのでは?」「授業は好きなだけいくらでも取れるの?」などなど、疑問がたくさん湧いてきたのではないでしょうか。
というわけで今回は、履修する授業の数に関する皆さんの疑問を、一気に解決しちゃいます!
「CAP」という上限がある
結論から言うと、授業を無制限に取ることはできず、1年間あるいは1学期あたりの上限(「CAP」と呼ばれています)があります。1年生のうちに授業をとりまくろうと考えていた新入生の方、ゴメンナサイ。文部科学省が「単位の過剰登録を防ぐため、1年間あるいは一学期間に履修登録できる単位の上限を設ける制度」と定めていて、どの大学にもある上限だと思います。
一橋大学では、1学期に14単位、1年間に44単位と決められています。基本的な2単位の授業なら、1学期間に7個、1年間に22個取れるということになります。ただし、集中講義などの一部の授業はCAP制の対象外であったり、前年度の成績優秀者にはCAP上限が緩和されたり、例外もあります。入学後に配られる「学士課程ガイドブック」を確認してください。
CAPの例外「集中講義」とは
ちなみにCAPに含まれず自由に履修することができる「集中講義」とは、春・夏休み期間中のまとまった7日間程度で開講されている授業です。単位を手っ取り早く取れますが、休みの日の登校が渋すぎるという面もあります。早く単位を取り終えたい人や、単位数が足りなさそうな人は、この集中講義を活用するのもひとつの手です。なお、集中講義で例年開講される「プログラミング基礎」や「AI入門」は人気科目で、抽選が行われるほどです!
1年生での単位数
それでは、1年生は平均して何単位取るのが普通なのでしょうか。結論から言うと、春夏・秋冬学期にそれぞれ22単位ずつとるのがバランスがよく、平均的にそれぞれ20単位前後取っている人が多い印象です。
また、履修登録したすべての授業で単位をとれるとは限りません。途中で興味がなくなってしまったり、アクシデントが発生して出席数が足りなくなったりするかもしれません。単位を落とすことも見越して、多めに設定することも良い戦略でしょう。筆者は1年生のとき、44単位を登録しましたが、4単位を落として40単位しかとれませんでした…。
おわりに
履修の決まりについて、改めて解説しました。一橋大学は卒業までに124単位が必要になるため、余裕を持って年間40単位ずつ取っていったとしても、4年生にはほぼ授業がないという極楽状態を作り出すことが可能です。そのためには、CAP制という制限の中で、取らなければいけない科目をバランスよく取っていくことが大切です!
履修を上手に組んで、楽しい一橋ライフを送りましょう!