一橋大学には5つの学部がありますが、学部の垣根が低いことが魅力の1つです。その証拠に、他学部の授業は実質取り放題な上、むしろ一定数の他学部授業の単位を取らないと卒業することができません。
今回は、そんな「他学部授業」について解説していきます。
他学部授業とは
その名の通り、自分の所属している学部以外の先生が開講している授業のことです。例えば、筆者は社会学部生ですが、経営系にも興味があったため、商学部の「経営戦略論」などを履修していました。これが他学部授業です。自分の興味関心に応じて専門的な学びができるのが嬉しいポイントですね。
卒業までに最低3学部の授業が必要
他学部授業は、2年生から3年生に進学する際に最低2単位、卒業する際に最低6単位が必要です。しかも、自分の学部以外の2学部にわたって6単位とることが求められています。つまり、自分の学部と合わせて3学部の授業を一度は取る必要があるのです。
また、6単位を超えて他学部授業を取ることももちろん可能です。この場合は、般教と同じく自由選択の科目として扱われます。
他学部授業の選び方
最後に、他学部科目の選び方を紹介します。
(1)「導入・基礎科目」がオススメ
それぞれの学部の授業は、導入・基礎・発展科目に分かれており、後に行くほど難易度が高くなっています。特に発展科目は、導入・基礎科目の知識が前提として授業が進められていきます。そのため、初めてその分野を学ぶ他学部生は、導入科目・基礎科目を取るのがオススメです。
(2)「(他学部)」と授業名についている授業
シラバスで授業を検索していると、授業名に「(他学部)」とついている授業があります。これは、初めから他学部生向けとして開講してくれている授業になります。例えば2023年度だと、「経営学入門」「金融入門」「民法」「法学入門」「憲法」です。すべて抽選対象で高倍率になりがちですが、ぜひ申し込んでみてください。
おわりに
せっかく一橋に入学したのなら、ぜひ全学部の授業をコンプリートしてみるのもいいかもしれません!面白い授業があったら筆者にも教えてくださいね。