【3分でわかる】マッキンゼー・アンド・カンパニー - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

マッキンゼー・アンド・カンパニーとは

マッキンゼー・アンド・カンパニーは、コンサル業界を志す学生であれば誰もが名前を聞いたことのある外資系経営コンサルティングファームの一大巨頭だ。ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニーと並んでMBBとも称され、現在世界65カ国以上でサービスを展開している(2022年現在)。1971年に日本支社を設立し、グローバルで豊富な知識とローカルで的確な分析を武器に、”グローカル”なコンサルティングを提供している。

各分野のトップ企業はもちろんのこと、官民のプロジェクトにも関わり、様々な場面で存在感を発揮している。

巨大なグローバル体制を最大の特徴とし、全世界で獲得した深い知見を活用し、的確な連携を取りながら業務を進める体制が整っている。どのようなプロジェクトであってもグローバルな視点を生かしながら行うことが可能だ。

コミュニケーション及びビジュアルデザインのプロフェッショナルエキスパートチームや、McKinsey Global Instituteと呼ばれる専門の研究機関も存在し、非常に詳細で質の高いコンサルティングを実現している。

また、人材輩出企業としても大きな実績があり、国内外の政財界など、幅広い業界で活躍しているトップ層人材にマッキンゼー出身者が名を連ねることは珍しくない。

クライアントに最適な戦略を提案するマッキンゼーの真骨頂

マッキンゼーが担当するプロジェクトはクライアントのトップ層と直接関わるものが主であり、経営戦略など企業の根幹に影響するものが多い。上場企業などのトップ企業や政府、官公庁など規模の大きな組織をクライアントに持ち、コンサルティングに求められるレベルは非常に高い。新たに立ち上げたマッキンゼーサステナビリティでは、エネルギー・資源・農業・気候・ESGなど、近年注目されるサステイナビリティに関わる分野での知見も収集し、トレンドに合わせた社会貢献へも敏感である。

同社の実績としては、海外製薬会社による日本市場への展開に関する戦略提案が有名である。

世界トップクラスの海外大手製薬会社が、日本市場への展開にあたって提携する日本企業の選択を依頼。マッキンゼーのコンサルティングチームは、クライアントの大量のデータを活用することで売上を予測し、提携候補となる企業を評価した。

この結果、マッキンゼーは「ライセンス提供はせず、自社のみで販売する」という提案を行った。製品を自社のみで販売するほうが、共同販促やライセンス提供よりも最終的に利益が大きくなると考えたのだ。クライアントはこの提案を採用し、発売された製品は当初の予測を大幅に上回る売上を記録した。

近年のM&Aによる事業展開

マッキンゼーは近年、M&Aに力を入れている。2015年には、米国のデザイン・コンサルティング会社のルナー、ロンドンに拠点を置くデータ技術コンサルティング会社のクァンタムブラック、航空宇宙および軍事分析企業のヴィジュアルDoD、小売分析企業の4トゥリーといった4社を買収している。

2019年10月には、クァンタムブラック社と共同で「IoT Center Japan」を開設。戦略立案や組織変革といったマッキンゼーの強みに加えて、クァンタムブラック社が得意としているデータ分析によってクライアントをサポートしている。「IoT Center Japan」ではデジタル変革を体感できる場となっており、最新の技術を活用したソリューションの展示や、デジタル変革へのトレーニングをすることも可能だ。戦略コンサルとしてのあり方を常に模索し、新たな取り組みへも敏感であるからこそ、M&Aを通してクライアントへの最適なサポートが実現できているのだ。

マッキンゼーでの働き方

マッキンゼーで働くコンサルタントには、企業や地域社会に対して有益な改革をもたらすことができる高い能力が求められ、課題設定力や解決力を持ち、チームワークやリーダーシップを発揮できなければならない。

”Make Your Own McKinsey”という言葉のもと、同社社員の間では「キャリアを自ら設計し組み立てていく」という思想が共有されている。そのため、入社当初から自分のキャリアパスを明確にイメージしている社員が多いほか、会社として社員一人ひとりの個性的なキャリアを支援する仕組みや風土も存在している。

クライアントへの価値提供と社員の育成は会社にとっての持続的成長を実現するカギである。経営陣、パートナー陣をはじめ、周囲のコンサルタントの成長やキャリア形成に責任をもって取り組んでおり、人を何よりも大切にする姿勢がマッキンゼーにはあるのだ。

さらに、同社ではダイバーシティの推進にも取り組んでおり、性別・国籍などを問わず、すべての社員が能力を最大限に発揮し成長できる環境を整えている。柔軟な働き方、男女問わず取得可能な育児休暇制度、多様なバックグラウンドをもつリーダーの育成、アンコンシャスバイアス(無意識な偏見)を排除するためのトレーニングの実施など、さまざまな活動に力を入れている。

その他にも、海外プロジェクトへの参加や社内転職の機会が多く存在し、世界中の多様な仲間たちと仕事に取り組むことができる。世界中でグローバルに活躍したい優秀な人材には最高の場所と言えるだろう。

選考情報

選考フロー

ES→適性検査(独自シミュレーションゲーム)→面接(2、3回)→最終面接→内定

選考時期

夏、冬、春

選考特徴

  • 募集要項に、一度受験すると2年間の再受験が不可という記載があります。
  • 各自のケース面接等の対策状況によって戦略的にエントリーする選考時期を判断する必要があります。
  • 内定者の男女比率が1:1に近いです。

ES設問

  • 課外活動におけるリーダーシップ経験(100字以内)
  • 志望理由(200字以内)
  • 長期キャリア目標 – 10年程度先の将来でやりたいこと(200字以内)

ウェブテスト

オリジナルのシミュレーションゲーム
生態系を構築するゲーム、外来種から生態系を守るゲームの2種類の課題をオンラインで行う
かなりの割合が落ちるが対策は困難

1次選考

30分程度
構造網羅系に加え、英語で書かれた表や図の読み取り問題、計算問題が出題される

2次選考

30分程度
構造網羅系に加え、英語で書かれた表や図の読み取り問題、計算問題が出題される

3次選考

2次選考まででボーダーライン上の人が対象
構造網羅系に加え、英語で書かれた表や図の読み取り問題、計算問題が出題される

最終面接

45分×3回、パートナー3人と面接
人物面接とケース面接を課される
人物面接では主にリーダーシップ経験を問われる
ケース面接ではこれまでと同様

内定者数

60〜70人程度

内定者の所属大学、学部

東大(50%強)、京大、慶応、海外大などが中心

入社人数

60人程度

年収(新卒)

600~700万程度

アルムナイ/出身人物

  • 南場 智子(ディー・エヌ・エー(DeNA) 共同創設者)
  • 朝倉 祐介(元ミクシィ 社長)
  • 川鍋 一朗(日本交通 社長)
  • 谷村 格(エムスリー CEO)
  • 安宅 和人(ヤフー(Yahoo! JAPAN) CSO)
  • 近藤 正晃 ジェームス(ツイッター ジャパン 社長)
  • 古森 剛(元マーサージャパン 代表)
  • 安達 保(ベネッセホールディングス 社長)
  • 波頭 亮(エクシード 社長)
  • 大前 研一(元日本支社長、起業家)
  • 茂木 敏充(外務大臣)

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企業情報

企業名 マッキンゼー・アンド・カンパニー
設立日 1926年 (東京オフィス設立1971年)
代表者 岩谷 直幸 (日本における代表者)
本社住所 東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー
オフィス数 約130拠点
従業員数 グローバル:約33,000名 国内:約600名
資本金 非公開