【3分でわかる】ボストン・コンサルティング・グループ(BCG) - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

ボストン・コンサルティング・グループとは

ボストン・コンサルティング・グループは、日本に深く根ざしコンサル業界を牽引する経営戦略コンサルティングファームだ。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベイン・アンド・カンパニーと並んでMBBとも称される大御所コンサルティングファームでもある。

世界50か国以上にオフィスを構え、全体では25,000人ほどの従業員を抱えており、グローバルにビジネスを展開している。

世界中の企業を対象とした総収益ランキングの上位500社であるフォーチュン・グローバル500の内、実に3分の2がボストン・コンサルティング・グループのクライアントとなっていることからも、そのスケールの大きさが伺える。

また、クライアントは政府系機関から民間企業、非営利団体など多岐にわたっていて、幅広いターゲットを抱えていることが分かる。

同社の東京オフィス(日本橋室町三井タワー)は、ボストンに次いで2番目に設立されており、日本に初めてコンサルティングという概念を持ち込んだ企業でもある。

日本で最も古い歴史を持つコンサルティングファームだが、現在は日本国内では東京(1966年)、名古屋(2003年)、大阪(2020年)、京都(2020年)、福岡(2022年)にオフィスを構え、日本各地で経済の活性化に貢献していると言えるだろう。

BCGが世界的成功を収めた3つの鍵

ボストン・コンサルティング・グループが世界的に成功したのには、同社の特徴でもある3つの鍵となる要素があると言えるだろう。

それは、①「現地への高い順応性」②「人材のダイバーシティー」③「戦略立案の高い実現性」である。

①「現地への高い順応性」
ボストン・コンサルティング・グループは、2022年現在世界約50か国に90以上の拠点を有しており、グローバルに事業を展開しており、進出先は北米やアジアはもちろん、アフリカや中東、中南米にも拠点がある。
ボストン・コンサルティング・グループの特徴の一つとして挙げられるのは、世界各地でその土地ごとの文化を理解し現地企業の特徴に合わせて適切なアプローチを行っていることだ。
コンサル企業としては初めて日本に進出してから、現在までの長きにわたって活躍できているのも、進出先の風土に適応して熱心に取り組み長期的な深い絆を築いているからなのである。

②「人材のダイバーシティー」
ボストン・コンサルティング・グループは、様々なバックグラウンドをもつメンバーによって構成されている。
商社や銀行、ITメーカー、ベンチャー出身者、さらには医師や弁護士など、非常に多様な人材が集まっているのだ。
この人材の多様性こそがボストン・コンサルティング・グループの強みであり、幅広いクライアントの獲得につながったり、ユニークでかつバランスの取れた戦略立案が可能となっているのである。

③「戦略立案の高い実現性」
先述の通り、ボストン・コンサルティング・グループは人材の多様性を武器として実現性の高い戦略立案を行っている。
ダイバーシティーに富んだ人材が集まって議論を重ねるからこそ、新たな価値を提供するだけではなく、リアリティの高い緻密な計画を立てることができるのである。このことは、クライアントからの高い信頼にもつながっていると言えるだろう。

IT技術を駆使して時代の流れに沿った事業展開

ボストン・コンサルティング・グループは近年、IT技術を駆使してクライアント企業のデジタル化対応に力を入れている。

私たちの日頃の生活の中でも「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉をよく耳にするようになったように、近年では企業のデジタル化対応が大きな課題となっている。

同社ではクライアント企業に対してAIやビッグデータをいかにして既存の業務に落とし込んで利用することができるのかを提案するために、「テクノロジー・アドバンテージ」や「Digital BCG」といった新組織を構成し、以前から培ってきた持ち前の戦略立案能力とIT技術を組み合わせて、提供サービスの価値向上に取り組んでいる。

また、企業における課題としては「ゼロ」からの新製品や新サービス開発も挙げられる。IT技術を活用することで、小売業や銀行業、自動車製造業など多岐にわたる業界において新たなビジネスチャンスを生み出すことができる。

そこでボストン・コンサルティング・グループはこの分野において主導権を握るべく2014年に「BCG Digital Ventures」という事業を立ち上げた。

同社は今後もデジタル領域における新製品、新サービスの開発にますます力を入れることになるだろう。

BCGでの働き方

ボストン・コンサルティング・グループは名前の知れた人気企業であり、米フォーチュン誌の「働きがいのある企業 ベスト100」には毎年のようにランクインするなど、働き手に取っても非常に魅力的な企業であると言えるだろう。

しかしこのような楽観的なイメージだけで志望するのはお勧めできない。これはどの外資系戦略コンサルティングファームにも共通のことだが、日々成長を続けながら、大きなプロジェクトを動かすことになるため人一倍のバイタリティーが求められる仕事なのだ。

入社後のキャリアは学部卒か修士卒等によっても変わるが、数年単位で徐々にキャリアアップするように設計されている。

社内でのキャリア形成についてのバックアップも充実しており、海外勤務や研修プログラム、また女性のリーダー育成プログラムなど、様々な機会が与えられている。

選考情報

選考フロー

ES+デザイン思考テスト→適性検査(SPI)→ケース問題筆記試験→面接(2回)→ジョブ→面接→内定

選考時期

夏、冬、春

選考特徴

夏インターンの前に、理系院生向けのセミナー、先輩内定者からのリファラル限定のセミナー経由の特別ルートが存在します。

ES設問

  • 学業以外に力を入れていたことについてご記入下さい。(趣味、スポーツ、サークル活動等)(100字以内)
  • 今までの人生の中で成し遂げたことで、人に話したいことは何ですか?(200字以内)
  • 一生のうちに必ず成し遂げたい夢は何ですか?(200字以内)

ウェブテスト

デザイン思考テストはボーダーは高くないが、SPIは高いと言われている
SPIは得点率9割を狙いたい

1次選考

オンライン上で監視されながら筆記ケースを解く

2次選考

30分程度
趣味や志望動機周りからケースが出題されることが多い
2次面接の出来が良いと面接官から2次面接のzoomリンクが渡され、そのまま3次面接の部屋に移動する

3次選考

30分程度
趣味や志望動機周りからケースが出題されることが多い

ジョブ、インターン

2~3日間にわたって行われる
夏冬ともに2ターム開催され、1タームごとの参加者は25人程度
1グループ3人程度で編成される
お題は提示された選択肢からひとつを選んで戦略立案するものが多い

最終面接

パートナーとの面接 これまでの選考の出来によって内容が変わる

内定者数

30人程度

内定者の所属大学、学部

東大、京大、慶應、海外大が中心

入社人数

25人程度

年収(新卒)

600~700万程度

アルムナイ/出身人物

  • 岩下 充志(元フェイスブック 社長)
  • 樋口 泰行(パナソニック代表取締役専務)
  • 三枝 匡(ミスミグループ第2期創業者)
  • 斎藤 英明(元アクサダイレクト生命保険 社長)
  • 三谷 宏幸(元ノバルティスファーマ 社長)
  • 横濱 潤(元ファーストリテイリング 上席執行役員)
  • 堀 紘一(ドリームインキュベータ 会長)
  • 冨山 和彦(経営共創基盤(IGPI) CEO )
  • 遠藤 功(ローランド・ベルガー 日本代表)
  • 長谷川 榮一(内閣総理大臣補佐官)
  • 内田 和成(早大ビジネススクール教授)

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企業情報

企業名 ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
設立日 1963年 1966年 東京オフィス
代表者 日本共同代表 秋池玲子 内田有希昌
本社住所 東京都中央区日本橋室町3-2-1日本橋室町三井タワー
オフィス数 グローバル:90ヶ所以上(50ヶ国)、日本:4ヶ所(東京、名古屋、大阪、京都)
従業員数 グローバル(50ヶ国、90拠点以上):約22,000名 日本(東京・名古屋・大阪・京都・福岡):約900名
資本金 非公開