【3分でわかる】ベイン・アンド・カンパニー - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

ベイン・アンド・カンパニーとは

ベイン・アンド・カンパニー(以下ベイン)は1973年にビル・ベインにより米国ボストンで設立され、現在では世界38カ国61拠点のネットワークをもつ世界有数の戦略コンサルティングファームである(2022年現在)。東京オフィスは1982年に設立された。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループと並び、不動の3強としてBIG3と呼ばれるコンサルティングファームの一つである。

ベインの最大の特徴は、徹底した「結果」へのこだわりである。戦略プランを提供するという従来の戦略コンサルティングの在り方とは異なり、戦略プランを提供したうえでさらにクライアントに対する実益や結果を重要視するスタイルをもつ。

ベインの社風を体現する言葉がある。それは「True North(真北)」である。この「True North」はベインのロゴマークにも使用されており、ベインの社員に求める行動指針、そしてベインのコンサルティングにおける信念を表している。

針が少し東に傾いて見えるTrue Northとは磁北ではなく真北、風説や思い込みによる一見正しい答えや、単に理論的に正しいが実行不可能な答えではなく、企業と社会の最大価値を追求した本当の答えを提供したい、というベインのコンサルティングにおける信念であり、カルチャーにもなっている。

「結果」への圧倒的なこだわり

ベインの特徴といえば、「結果」に対する圧倒的なこだわりである。これは同社を設立したビル・ベインの強い意志そのものであると言えるだろう。コンサルタントがクライアントに真に提供すべきは「レポート」ではなく「結果」である、という原則に忠実に仕事に取り組んでおり、クライアントから受け取るコンサルフィー(収入)を大幅に上回るリターンをもたらすことを一つの規律としている。

しかし高額なコンサルフィーに見合うだけのリターンを生み出すには、局所的な業務改善やコスト削減では対応できない。企業を抜本的に変革する可能性を秘めた大がかりなトランスフォーメーションや全社戦略が必要であり、このようなプロジェクトを実現するにはクライアント側にも強い意志が求められる。したがってベインのクライアントは、会社変革に対して前向きで強い意志のあるクライアントが多くを占めていると言えるだろう。

「The North」を掲げるベインは常に真に正しい方策を模索し提案する。そのため時にはクライアント側の依頼とは多少異なる提案をすることもある。単にクライアント側からの依頼通りの戦略提案にとどまることなく、クライアントには見えていない本質的な経営課題を見つけ出すことこそがベインが大事とするところである。

プロボノ活動

ベインは通常のコンサルティングとは別に、プロボノ・コンサルティングと呼ばれる活動に取り組んでいる。「プロボノ」とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般のことを指しており、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉である。

結果主義というベインのDNAとそのコンサルティング手法を活かして、社会貢献活動の一環として各種非営利団体への無償コンサルティングを実施している。

日本には人身売買や小児がん、学童保育問題など、広く知られていないが深刻な社会問題が多く存在している。このような社会問題の解決に向けた活動をしている団体を支援する過程で、自身のコンサルタントとしてのスキル・ノウハウを異分野で活かす貴重な社会貢献の経験が得られ、価値観や学びの幅を広げられるだろう。

グローバル・ワンチーム

ベインは世界各国にオフィスを展開しており、日本にいながらも海外オフィスとの連携が多いことが特徴だ。他の多くのコンサルティングファームとは異なり、オフィスの所在する地域によって管轄が異なるスタイルではなく、世界中のオフィスが一つのチームとして活動をしている。海外プロジェクトへのアサインや海外オフィスへのトランスファー制度などが充実している一方で、海外から東京オフィスに来るメンバーも多く、まさにグローバル・ワンチームで活動していると言えるだろう。

またこれに関連してベインは社員を対象とした人材育成プログラムが充実していることが知られている。社内向けオンライン人材育成プラットフォーム「Bain Virtual University」は、The Corporate University Awardsを受賞するほど完成度が高く、評価されている。「結果」を徹底的に求める環境である一方で、社内教育や社員同士での助け合いは充実していると言えるだろう。

選考情報

選考フロー

ES→適性検査(玉手箱)→録画面接→面接(2、3回)→ジョブ→面接→内定

選考時期

夏、冬、春

選考特徴

  • 先輩内定者経由の特別ルートが存在します。リファラル限定セミナーに参加することで、ES、ウェブテスト、録画面接をパスして、面接から選考が始まります。
  • 近年マッキンゼーの採用枠が急拡大したことで、内定辞退者が多発し、春選考が始まるなどの変化が生まれています。

ES設問

  • あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200字以内)
  • あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200字以内)
  • 就職活動において会社を比較する際に重要視する点について、コメントやご意見がある場合は、具体的に教えて下さい。

ウェブテスト

玉手箱
ボーダーは高い

1次選考

録画面接を行う
フェルミ推定と志望動機が課される

2次選考

30分程度
フェルミ推定とケース面接のセットが主流
問題は多岐にわたるが、全体として斜陽産業が多い印象

3次選考

30分程度
フェルミ推定とケース面接のセットが主流
問題は多岐にわたるが、全体として斜陽産業が多い印象

ジョブ、インターン

3日間にわたって行われる
夏は2タームで各ターム25人程度
冬は1タームで30人程度
1グループ4〜5人程度で編成
お題は斜陽産業の全社戦略が多い
お題を解くために必要な情報はエクセルのデータファイルを通じて提供される

最終面接

パートナー2人との面接
これまでの選考の出来によって内容が変わる

内定者数

25人程度

内定者の所属大学、学部

東大、京大が中心

入社人数

15~20人程度

年収(新卒)

600~700万程度

アルムナイ/出身人物

  • 相木 孝仁(元楽天 常務執行役員)
  • 前刀 禎明(元Apple Japan 代表)
  • タッド・バッジ(元東京スター銀行 会長)
  • 小松崎 行彦(元ファミリーマート 取締役)
  • 堀 新太郎(元ベインキャピタル 会長)
  • 塩野 誠(経営共創基盤(IGPI) 取締役)
  • 平井 孝志(元ローランド・ベルガー 取締役)
  • 村沢 義久(かながわソーラープロジェクト研究会 会長)
  • 秋山 浩保(千葉県柏市長)

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企業情報

企業名 ベイン・アンド・カンパニー
設立日 1982年(東京オフィス)
代表者 Dave Michels
本社住所 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー8階
従業員数 グローバル 約13,000名
資本金 非公開