【3分でわかる】A.T. カーニー - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

信頼のコンサルティングファーム

A.T. カーニーは1926年にマッキンゼー・アンド・カンパニーのシカゴオフィスから独立することによって設立された会社であり、世界有数の経営コンサルティング会社である。

高度な専門性、目に見える成果の実現、顧客企業との密接な協働作業を最大の強みとし、現在では、世界41の国と地域、63拠点に、約4,200名のスタッフとグローバルネットワークを擁している。

その中で、同社は日本オフィスを最重要拠点の1つに位置づけており、さまざまな挑戦がしやすい環境にあるという魅力から、他ファーム出身のパートナークラスの転職人気も高い。

同社は全社戦略・事業戦略の立案からオペレーション改革の実行までを一気通貫で支援できることに定評があり、あらゆる主要産業分野のグローバル1,000社や各国の大手企業や政府系機関等を中心顧客とし高品質のサービスを提供している。実際、「Fortune Global 500」に名を連ねる企業の75%が同社のクライアントとなっている。

日本国内においては金融、通信、ハイテク、自動車、消費財・小売をはじめとする幅広い分野において、顧客への貢献という強い決意のもと活発な活動を行っている。

Tangible Results(目に見える成果)への強いこだわり

同社は、トップマネジメントに向けての戦略提案だけではなく、オペレーション支援の実行にこだわりをもっている。

同社のコンサルティングは、トップマネジメントに向けた戦略提案だけに留まらず、経営層・マネジメント層に対する戦略提案から現場のアクションプランの策定まで行っており、あくまで結果を追求していくという一貫したスタイルで「目に見える成果(Tangible Result)」を求めるコンサルタントとしての姿勢に定評がある。その結果、戦略よりもオペレーションに強い会社として、リピート率は約8割という驚異的な数値を誇る。

明確な成果を追い求めつつ、同社はクライアントからの信頼を得ることにも重きを置いている。経営陣から従業員まで、クライアント企業の方々と向き合う個々のコンサルタントが、個々のクライアント企業にとっての「信頼される相談相手」であり続けることを理想としており、その結果、クライアント企業や社会の未来を形作るリーダーの方々にとっての「The most admired firm(最も評価され、信頼されるコンサルティング会社)」であることを目指している。

この「The Most Admired Firm」となるために、同社が大切にしていることが3つある。

①社内外の才能溢れる「尖った個」からなるベストチームであること

②日本企業と社会の「可能性を解き放つ」こと

③「創造と変革のリーダー」を輩出すること

である。

①に記した通り、同社のコンサルタントは、「強い個」として他社とは明らかに異なる真の基礎能力をもち、時代の変化を的確に捉え、先進企業の経営陣から信頼される「経営を語れる個」「尖った個」へと成長することが期待されている。

また、日本は「課題先進国」だからこそ「課題解決先進国」になれるとして、社会課題の解決に向けて、日本企業と社会の可能性を解き放つことに取り組んでいる。

世界のフロントランナーと言える日本企業が数少ない中、同社は世界に向けた価値の創造と提供により、世界の時価総額ランキングに食い込むような大企業20社、グローバルで戦えるベンチャー企業200社を生み出すために、同社の現役コンサルタント、アルムナイ、社外の「尖った個」からなるKEARNEY Familyの力を20社+200社に集中投下するビジョンを掲げている。

さらに同社は、日本が「課題解決先進国」として提示できる解決策の数と、グローバル市場を牽引するような国内企業の数を決定するのは、創造と変革へのパッションをもつリーダーの人数であると考えている。

そのため、クライアント企業から創造と変革のパッションをもつリーダーを探し出し、世に送り出すためのプログラムを提供している。その他、ベンチャー企業・デザインファームへの出向や留学、海外トランスファー、個人起業・NPO支援などを通じて、コンサルタントが「尖った個」として、創造と変革のリーダーへと成長することを後押ししている。

新たな創造への挑戦

近年、同社は事業ポートフォリオの改革や営業やマーケティングなどを中心としたDX、全社横断的な業務プロセス革新、M&A、PMI案件といった「大規模変革(ラージ・スケール・トランスフォーメーション)」の支援だけでなく、新産業や新事業の「創造」にも積極的に取り組んでいる。

例えば、宇宙関連事業やまちづくりなどが挙げられる。これらの事業は、日本の国際競争力の強化や社会課題の解決の観点から極めて重要である一方で、単独企業では大規模な投資に足踏みしてしまうようなテーマにいち早く切り込んでおり、新規団体の立ち上げや人材ネットワークの構築、政府における成長戦略の議論に関連した国家プロジェクトの組成などを支援している。

また、クライアント企業に対しては、これまでに培ってきた信頼関係を活かし、戦略的M&Aによる新規事業の創造や新商品開発、新組織の立ち上げなどの支援も実施している。

働き方、キャリアの特徴

同社では、各コンサルタントが才能あふれる「尖った個」へと成長を遂げるべく、個々人が10年から20年は同社に軸足を置くことが期待されている。多くのファームでは「Up or Out(=昇進するか、さもなくば退職するか)」という文化があるが、同社は「Progress or Out(=個人として成長するか、退職するか)」という基本姿勢を大切にしている。個人として能力が成長していれば、どんどんとキャリアを重ねることができる。

そのため、同社ではポテンシャルの高い人材を厳選し採用している。採用試験では、処理能力を測るケース面接はもちろん、価値観など文化へのフィットを確認する「behavioral interview」にも重点を置いている。

「圧倒的な知的好奇心があること」「チームやクライアントとの連帯感を築けること」「大胆に考え、実行に移せること」「感動品質・世界水準をめざすパッションを強く持っていること」などを採用基準としており、周りからの指示を愚直にこなすというよりも、個人としての目的意識やビジョンを明確に持ち、世の中への価値貢献志向が高い人が求められている。

選考情報

選考フロー

ES→適性検査(独自問題)→グループディスカッション→面接(2回)→ジョブ→面接→内定

選考時期

夏、冬、春

選考特徴

通常の戦略コンサルのジョブはグループワークですが、A・T・カーニーは一人でジョブを行う形式が採用されています。

ES設問

(23卒)

共通:学業、部活又は趣味などで、特に際立った業績があれば、その業績とそれを獲得するまでにどのような努力をしたのか、600字以内でご記入ください(記入は任意です)。業績の例:学部長賞受賞、国際数学オリンピック出場、全国大会入賞、二科展入選など
※上記は、水準感の一例であり、必ずしも上記の項目にはこだわりません。

夏:あなたの友人が、脱サラして東京都内に“のらぼう”(のらぼう菜:多摩地方を中心に栽培される野菜)専門の飲食店を開店しようとしています。
友人は、“のらぼう”が、あまり世間に浸透していないことを懸念して、若者に受ける別名を付けようと考え、 “のらぼう”を「多摩の暴れん坊」と名付けて売りだそうとしています。
戦略コンサルタントであるあなたは、友人のネーミングセンスに絶望し、あなたなりのアイデアを提供することにしました。
【問い】アボカドの「森のバター」や、タコの「悪魔の魚」といった別名のように、“のらぼう”に、若者に浸透するような別名を付けてください。また、その別名を付けた理由もお答えください。回答は1,000字以内とします。(文字の多寡は一切問いません)

冬:【ツンデレラバーとロジカルキッズ】
戦略コンサルタントであるあなたには、付き合って1週間の恋人がいます。
その恋人から、結婚して子供が出来たら、どんな絵本を読み聞かせたいか尋ねられました。
大好きな恋人との甘い将来を想像しながら、「オオカミと七匹の子ヤギが良いと思う。ヤギの子供たちが協力して悪者を退治したストーリーから、悪いことをすると相応の罰を受けること、また、協力することの大切さを子供に知ってほしい」と何気なく答えました。
すると、恋人から、「本当にオオカミは悪者なのかな?自然界ではオオカミが他の動物を食べるのは当然であり、親ヤギから簡単にドアを開けてはいけないと言われていたのに、子ヤギの脇が甘すぎるだけなのではないか?」と反論をされてしまいました。
恋人との将来の甘い生活を想像していたのに、恋人のツンデレぶりに驚きながら、あなたも、たしかに子ヤギの脇は甘かったと思い、恋人に良いところを見せようと、自分が子ヤギだったら、簡単にトビラを開けずに、追加的にもう一つだけ質問・依頼をすることで、オオカミか親ヤギかを見極められると伝えました。

※オオカミと七匹の子ヤギのあらすじ※
●お母さんヤギは街へ出かけることになり、子ヤギたちに「誰が来ても、決してドアを開けてはいけない」と注意して家を出た。そこへ狼がやって来るが、狼のがらがら声で「お母さんですよ」と言っても子ヤギたちはすぐに見破った。
●そこで狼は店でチョークを買い、それを頬張って声を変え再び子ヤギたちの家へ行き、「お母さんですよ」と言うと、ヤギはドアの隙間から足を見せて欲しいと言ったところ、狼の足は真っ黒だったのでまたも見破った。
●狼は次に「パン屋で足を怪我した」と言いながら小麦粉を足に塗りたくって真っ白にし、三たび子ヤギたちの家へ。ドアの隙間から白い足を見た子ヤギたちは大喜びでドアを開けてしまう。

オオカミか親ヤギかを見極めるために、あなたは、扉を開ける前に追加的にどのような質問・依頼をしますか。
ただし、来訪者が本物の親ヤギである可能性もあり、その時に親ヤギが間違えてしまう可能性がある質問・依頼をしてしまうと、親ヤギを締め出すことになり、親ヤギがオオカミに食べられてしまいます。

【問い】
あなたは、扉の向こうの来訪者に、どのような質問・依頼をしますか?
その質問・依頼の内容と、それによって検証したいこと、質問・依頼に対し起こりえる反応を、50~500字以内で説明してください(文字の多寡は一切問いません)。

ウェブテスト

独自問題
GMATのような問題が20題程度出題される
ボーダーは高い

1次選考

GD選考
GD開始の10分前にお題が共有され、自身で解いたのち5名程度でGDを行う

2次選考

45分程度
面接開始の10分前にお題が共有され、自身で解いたのち面接官とディスカッションを行う

3次選考

3時間程度のジョブ選考
論点設計〜リサーチの簡易的なジョブ選考を一人で行う

ジョブ、インターン

4日間にわたって行われる
夏冬ともに2ターム開催
一人で行う

最終面接

パートナーとの面接

内定者数

15人程度

内定者の所属大学、学部

東大、京大、慶應が中心

入社人数

10人程度

年収(新卒)

600~700万程度

アルムナイ/出身人物

  • 楠雄治(楽天証券株式会社 社長)
  • 高家正行(株式会社ミスミグループ本社代表取締役副会長)
  • 西川久仁子(株式会社ファーストスター・ヘルスケア 代表取締役)
  • 吉岡秀和(株式会社EYS-STYLE 代表取締役)
  • 松本恭攝 (ラクスル株式会社 代表取締役)

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企業情報

企業名 A.T. カーニー
設立日 1926年 米国シカゴ 1972年 日本
代表者 日本法人代表 関灘茂
本社住所 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー23階
オフィス数 世界41の国と地域に63拠点
従業員数 グローバル:約3,600名 日本オフィス:約200名