2023/06/05
【PwC】多様性を尊重する、これからのコンサル
モニター デロイトは、ハーバード・ビジネス・スクールの教授陣が1983年に設立した戦略コンサルティングファームである。2013年1月にデロイト トウシュ トーマツ(Deloitte)に買収され、現在はモニター デロイト(Monitor Deloitte)として戦略コンサルティングサービスを行う。
同社は、2017年の「インテリジェンスのグローバル革新と戦略コンサルティング報告書」のなかで「イノベーション戦略コンサルティングの市場リーダー」と評価されるほどの実力ある企業だ。世界最大のプロフェッショナルファームであるデロイトグループが持つ、広範な専門性やネットワークとのシナジーを発揮し、世界20カ国で戦略コンサルティングサービスを提供している。
2018年より日本においてデロイト トーマツ コンサルティングの戦略コンサルティング部門の業務を開始した。
「Lead the Way 明日への道をともに拓く。」をスローガンに掲げ、withコロナを見据えたビジネスモデルの再構築や、デジタルを活用したあらたなライフスタイルの創出等、さまざまなサービスを提供し続けている。
インダストリーとしては製薬や消費財等の業界に強く、テーマでは成長戦略やマーケティング等が多い。
同社の戦略コンサルタントは、経営陣とそのチームと協働し、企業グループでのシナジーを確保しうる企業戦略・事業戦略の策定を行う。中長期戦略の策定と短期成果の創出という一見相反する期待に対しても、経営陣と連携しながら統合的で革新的な成長戦略・イノベーション戦略をデザインすることが可能だ。
また、企業のデジタル化を推進するために、経営陣と協働しデジタルトランスフォーメーションの戦略策定から実行までを支援し、企業・事業戦略に不可欠なものに昇華する。戦略から実行に至る過程においてデロイトグループの広範な専門性をテコに戦略オプションを増やし、事業リスクを軽減するコンサルティングを提供し、クライアントのビジネスパフォーマンスの持続的な向上を強力に支援する。
「確かな将来の為のビスポーク戦略コンサルティング」とは、持続的価値向上のカギとなる、where to play(どこで戦うか)、how to win(どうやって勝ち抜くか)、how to future-proof your business model(如何に時代遅れにならないか)という視点で、自社の立ち位置を見極め続ける好循環を産み出すことにある。
また、経営の根幹に最も影響の大きい変化として「グローバリゼーションの複層的な変動」「人の幸せ・求める価値の変化」「サステナビリティ」「デジタルトラスト」この4つの大きなトレンドを挙げ、10年後も“社会から選ばれ続ける企業”であるためにさまざまな取り組みやアプローチを行っている。*1
同社は、エシックス(倫理)に関する社内の対話を促進し、そのインパクトを植林として示す取組みの一環として、2022年10月に山形県白鷹町にて植樹祭を実施。
本取り組みは同社社内におけるエシックスに関する対話促進を植林へとつなげ、就労環境とともに森林資源環境も高めることを目的に実施。
山形県白鷹町は、長きにわたり停滞していた林業生産活動を、自立的に循環する形に再構築していく取り組みを推進している。この背景には、2013年と14年に起きた豪雨災害を受け、保全の観点から森林に目を向け、木材産業の再構築や木材利用、木育、森林学習と川上から川下まで総合的に森林・林業・木材産業の活性化を図ってきた歴史がある。
同社は、2019年から経営のコンセプトに「メンバーファースト経営」「Talent Happiness」を掲げている。
企業内のできごとにより形成される経験価値「Employee Experience」を重視し、メンバーが同社コンサルティングで働くことを通じプロフェッショナルとしての幸せを感じられることを目指す。
コンサルティングファームにとっては人材がすべてであり、競争力の源泉であると考え、メンバーの視点からどうすれば多様な人材が集い、一人ひとりがそれぞれの強みを発揮しながら中長期的に活躍してもらえるか考えることを優先している。
一人ひとりのメンバーの「Happiness」を重視し、同社で働くことでプロフェッショナルとしての幸せを感じられることが、強い個を生み出し、良いチームを創り出す。そして革新的なサービスの源泉だと考えている。
企業名 | モニター デロイト |
本社住所 | 東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング |