【3分でわかる】アクセンチュア - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

アクセンチュアとは

アクセンチュアは、巨大な総合系コンサルティングファームとしてその名を轟かせるグローバルカンパニーだ。2022年現在、世界50カ国200都市以上に拠点を持ち、約71万人の社員による世界的なネットワークを誇っている。1962年に日本事務所を開設しコンサルティング業務を開始し、ITによる「ビジネス革新」をサポートしてきた。2001年に社名を“Accent”と“Future”を掛け合わせた「アクセンチュア」に改め、日本企業の世界戦略の支援を行うなど、デジタル革新のリーダーとして日本を牽引し続けている。

総合コンサルティングファームとして、戦略策定からテクノロジーを活用したオペレーションの実行まで、一貫したサポートを行うことを強みとしている。長年蓄積してきた知見や豊富な専門技術を活かして40以上の業界のさまざまな業務に対応し、顧客のみならずその周りにまで価値を与える変革を支援している。

同社の特徴として「本社」を持たないことが挙げられる。経営陣もCEOも、どこかに設けられた本社に集まるという形ではなく、それぞれが世界各国の異なるオフィスを拠点として活動しているのだ。世界各地に置かれた拠点がフラットな関係で結ばれ、相互にサポートし合うこの独自の体系がアクセンチュアの強固なグローバルネットワークを支えている。

そんなアクセンチュアには各拠点で共有されている価値観、「6つのコアバリュー」がある。

「スチュワードシップ」「ベスト・ピープル」「クライアント価値の創造」「ワン・グローバル・ネットワーク」「個人の尊重」「インテグリティ」である。中でも「ワン・グローバル・ネットワーク」では長年の蓄積に基づく豊富な知見など、多岐にわたる知的財産のシェアリングが大事にされている。このもとで、同社には世界中の社員と相互の情報交換のためにコミュニケーションツールが設けられている。最新情報に触れたり、地域を跨いで専門知識を享受したりできるのだ。

時代の変化とともに、顧客が必要とするサポートも刻々と変化する。アクセンチュアも、こうした時代の変化に合わせて自ら変化を続けている。例えば2020年3月にはグローバル全社でデジタル事業部門の廃止を決定。これは、あらゆるサービスにおいてデジタルに関する技術は必要不可欠であり、デジタル要員を各部門に配置することが必要だという見解に基づく判断である。これによりクライアントの多岐にわたるDX(デジタルトランスフォーメーション)のカバーが可能になった。

IT業界を牽引するアクセンチュア

同社は、経営・事業課題の解決のためのオペレーション戦略や先端テクノロジーに関するノウハウを多数保有している。「New IT」と称するIoTやAI、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など、技術革新をもたらす最新テクノロジー分野でのコンサルティングに力を入れている。

2017年には、クライアントのイノベーションを全方位的に支援する体制「アクセンチュア・イノベーション・アーキテクチャ」を設けた。この体制は全社を横断する6組織で構成され、クライアントのデジタル変革の段階に応じて新興テクノロジーに対する理解の進行、革新的なサービス創出、実証実験や導入、さらには適用範囲の迅速な拡大をサポートする。

また、同社はイノベーションの移り変わりに関する見通しを立てることに長けている。グローバルネットワークを活用し、常に世界最新の情報を用いて行われるこの予測は、アクセンチュアの最大の特徴の一つと言える。

グローバルなビジネス展開

アクセンチュアは、世界中のトップ企業をクライアントとすることで社会全体に影響を与えている。2020年12月現在において、米フォーチューン誌発表の世界トップ企業100社のうち91社を顧客として抱えているうえ、取引規模上位100社のうち97社が10年以上にわたって同社とビジネス関係を結んでいる。

このような環境において、アクセンチュアは日本企業の海外案件も多く受け持ち、日本にいながらもグローバルな働きかけが求められる場合もある。語学やコミュニケーションの研修にも力を入れており、海外研修では同グループの元で働く世界中の社員とトレーニングを共にするなど、世界に通用するビジネスが展開されている。

ここで、最近のアクセンチュアのコンサルティング案件を一つ取り上げよう。アクセンチュアのオペレーションズコンサルティング本部は、日本マイクロソフト株式会社(以下日本マイクロソフト)からの業務委託を受け、シェアードサービスの「MS Business Support Center(以下BSC)」を運用し、日本マイクロソフトの社員がより付加価値の高い業務に集中できるように業務の支援を行っている。この案件の際に、アクセンチュアは単にBSCの運用によって日本マイクロソフトのDXをサポートするだけでなく、BSCの提供サービスを拡大し、中国、大連への業務移管を提案した。日本マイクロソフト社内からは、日本語スキルの問題など業務移管について不安視する声も上がっていたが、アクセンチュアはこのような懸念事項が発生しないように留意しながら業務プロセスの設計を行ない、結果として、大連への業務移管を含め業務の効率化が実現された。このBSCのモデルは他の企業にも適用できるものであり、このモデルを多くの会社に広めていくことは日本全体のDXにも繋がるだろう。アクセンチュアは1つの企業にとどまらずその周辺にまで大きなインパクトを与えているのだ。

アクセンチュアで求められる働き方

アクセンチュア精神の一つに「難しいことにチャレンジし続ける」ことがある。クライアントである企業の変革を適切にサポートするには、絶えず挑戦し続けることが求められる。これは、突発的な成長ではなくむしろ段階的な成長を目標とすることによってもたらされている。全社員を対象とした、多岐にわたるオンライントレーニングも提供される。

入社2年目以降には、世界中の募集中ポジションを掲載する社内転職ツール「キャリアズ・マーケットプレイス」を利用することができる。実際に、日本法人では2020会計年度だけでも約550人の社員がこのツールを用いて部署異動(異動先は海外を含む)を行なっている。

フラットな社風と風通しの良さは同社の特徴である。「シンクストレート、トークストレート」という合言葉の元で、自らの頭で考え、率直に意見を伝えることが重視されている。また、それぞれ得意分野や独自の価値観をもつ社員同士が交わることで新たな価値が創出されるという信念に基づき、社内ではチームワークも大切にされる。フラットなカルチャーの中で社員同士お互いに刺激を与えながらも自分らしく成長していける環境が整っている。

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企業情報

企業名 アクセンチュア
設立日 グローバル:1953年/日本:1962年
代表者 代表取締役社長 江川 昌史
本社住所 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR
従業員数 日本:約19,000名 グローバル:約721,000人
資本金 3億5千万円