2023/06/05
【PwC】多様性を尊重する、これからのコンサル
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下EYSC)は世界4大会計事務所(Big 4)の一角である。
また、アーンスト・アンド・ヤング(EY)の日本のメンバーファームである。
EYは、ロンドンに本拠を構え、世界約150ヶ国に312,250人(2021年)のプロフェッショナルを擁するグローバルファームであり、EYSCは他のメンバーファームとの統合を経て、2020年10月からEY Japanにおけるコンサルティングを担っている。
グローバルなノウハウや専門性を活かしたサービスの提供が得意であり、ビジネス環境の急速な変化に即したクロスボーダー案件なども多い。
EYの強みは国境や組織の垣根を超えた「コラボレーション力」と言える。
日頃から他の部門や国内外での連携を行うEYSCではクライアントの課題に応じた組織横断的なプロジェクトチームを組成することで質の高いアウトプットを提供する。その事例として、国内の洋上風力発電事業者向けの提案がある。4つの異なるファームメンバーからなる電力・ユーティリティ業界エキスパートと連携し、水素エネルギー事業に詳しいメンバーも参画。EY Japan全体で質の高い提案を行った。
また、最新テクノロジーを体験し、ビジネスの未来を生み出すイノベーションハブ「EY wavespace」を設置しており、AI、RPA、ブロックチェーンなどの最先端技術のショーケースであると同時に、クライアントと戦略を考えるハブとして活動をしている。
EY Japanは近年、「プロジェクト・ドラゴン」と呼ばれるハイパーグロース戦略を実行している。
その1つが、日本企業の海外でのビジネスを支援する「ジャパン・アウトバウンド・ビジネス(JOB)」である。ASEANや中国などの成長市場でクライアントのカルチャーと戦略を熟知したうえで、プロフェッショナル集団が現場に軸足を置いたサポートを提供する。
また、国家戦略のアドバイザーを担う「ストラテジックインパクト」も要注目である。「〝社会そのもの〟が我々のクライアント」。そう述べる國分俊史氏が率いる同ユニットは、安全保障、サイバーセキュリティ、経済、環境、金融などの領域の社会課題に対し、社会的構造変革を促す活動を行っている。
2020年10月には経営統合を経てEYストラテジー・アンド・コンサルティングとして戦略策定とM&A、ビジネスコンサルティング、テクノロジーコンサルティング、人事コンサルティングを「一気通貫」で支援する体制を強化した。業界軸のセクターチームも強化しており、多様なバックグラウンドをもつメンバーが相互協力し、「新たな領域」、そして「誰もやったことがない領域」へチャレンジしている。
前述した通り同社はコンサルティングファームの中では比較的新しいからこそチャレンジできる領域が多々あり、スピーディーな自己成長の可能性を秘めている。
EYは「Building a better working world(より良い社会の構築をめざして)」を目的に掲げる「パーパス・ドリブン・カンパニー」である。
同社は志望者に対し、成長することで顧客や社会に貢献し、自己実現を果たしていくことを求める。
コロナ禍以前からリモート会議を積極的に活用するなどフレキシブルな勤務も可能だ。
また、仕事をしながら無料で経営学修士を取得できる「Tech MBA」などの社内研修制度があり、キャリアの継続をしながらMBAの取得を目指すことができる。
ES→WEBテスト→録画面接→個人面接→インターンシップ→面接→内定
6~9月
1時間程度
玉手箱
録画面接
15分程度
「今後5年以内にコンビニを完全キャッシュレス化していくにあたっての施策を考えよ」等のケース面接思考時間10分 回答5分
個人面接
一時間程度
マネージャークラスとの面接
・録画面接の回答について、結論までどのように至ったか再度口頭で説明する
・EYを志望する理由は何か
など
1日目:チーム分け、講義、チームビルディング
2日目:講義、グループワーク
3日目:講義、グループワーク
4日目:グループワーク、プレゼンテーション、個人フィードバック、懇親会
1時間程度
パートナー面接
・インターンについての感想(20分程度)
どのようなことを意識していた点、振り返って自分の良かった点、悪かった点は何か
・逆質問(20分程度)
人事面接
・志望度の高さの確認
・逆質問(15分程度)
オンライン企業説明会→ES→WEBテスト→GD→面接→GD→面接→内定
9月~12月
本選考の場合はオンライン企業説明会参加必須(年によるため企業の採用ページを要確認)
オンラインの企業説明会
1時間程度
1時間程度
玉手箱
グループディスカッション(GD)
オンライン1時間
自己紹介・GDの説明5分 →GD 35分→発表5分→FB 15分
(例)クライアントを大手自動車会社とし、「新卒採用の一括廃止」の是非について、地域金融機関が地場企業を巻き込んで、脱炭素化、気候変動に貢献するための提案
個人面接
1時間程度
・ケース面接(25分程度)
・コンピテンシー・人物面接(35分程度)
・逆質問(5分程度)
など
3時間程度オンライン
自己紹介・GDの説明 10分 → GD 90分 → 発表/質疑応答 50分 → FB 20分 →事務連絡 10分
(例)航空業界のクライアントに対し、テクノロジーを用いた新規ビジネスの提案
パートナー面接(40分程度)
・自己紹介
・学生時代に力を入れたこと
・志望動機(なぜコンサルか、なぜEYか)
・入社後のビジョン
・逆質問(10分程度)
人事面接(20分程度)
・志望動機
・他社の選考状況
・最近興味を持っているニュース
・逆質問(10分程度)
300名ほど
関関同立 MARCH 数名 早慶旧帝が大半
100名ほど
550万程度
企業名 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング |
設立日 | 2020年10月(日本) |
代表者 | 代表取締役社長 近藤 聡 |
本社住所 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー |
オフィス数 | 日本3箇所(東京・大阪・福岡) |
従業員数 | 約3,000名 |
資本金 | 4億5千万円 |