2023/06/05
【PwC】多様性を尊重する、これからのコンサル
世界27カ国43都市を拠点にファイナンシャル・アドバイザリー業務及びアセット・マネジメント業務を展開する、世界有数の投資銀行・ラザードの日本法人。東京オフィスにおいては、日系クライアント企業に対して秀でた案件推進・アドバイスを提供し、評価されている。1848年に創業者であるラザード兄弟が穀類・綿等のトレーディング・ビジネスを行うラザード・フレール&Co.(フレールは仏語で兄弟の意)を設立したのが起源。その後、次第に金融取引に関わることが多くなり、やがて銀行業及び外国為替取引ビジネスへと業態を拡大していった。1876年までにはラザードは投資銀行業務へと特化するようになる。
主にM&Aに特化した投資銀行業務を展開している。世界有数の「独立系」投資銀行として2018年第1四半期のグローバルM&Aアドバイザリーランキングで第4位にランキングされている。また、少数精鋭の体制で知られる。
アセット・マネジメント事業では別会社として、ラザード・ジャパン・アセット・マネジメントを1987年に設立した。
代表の秋山 健太氏は早稲田大学政治経済学部卒。大和証券SMBCの企業提携部(M&A)を経て、2005年にラザードフレール・東京オフィス入社。ニューヨーク本社にて非日本関連の案件に従事した経験を有し、一般的なM&Aのみならず、アクティビスト対策や敵対的買収防衛に関する経験も持つ。
ラザード・フレールは、融資・株式・債券の引受部門等(資金調達)が存在しない投資銀行だ。一般的な投資銀行は、クライアントの利益を考えると本来は実施すべきではない買収案件であったとしても、株式や債券発行により自社が利益を享受できるならば、その案件を進めてしまうこともある。
しかし、ラザード・フレールは株式・債券の引受部門等が存在しないので、真にフェアな提案、純粋なアドバイスをすることができる。何物にも左右されないことから「独立系」投資銀行と名乗っている。
下記、3つの理念を大切にしている。
1:エクセレンス
・お客様の利益を第一に考える
・深い調査と分析に基づき、信念を持って行動する
・最高水準の誠実さと思慮分別を持って行動する
・常に革新を続け、変化を歓迎する
2:エンパワーメント
・知的好奇心を刺激し、前提を疑い、慣習に挑戦する
・多様性を尊重し、誰もが自分らしさを発揮できる企業風土を醸成する
・ユニークな視点を大切にし、受け入れる
・学習、尊重、尊厳のある環境で社員を育成する
3:エンゲージメント
・ローカルな洞察力とグローバルな視点をクライアントに提供する
・最高の思考とスキルを提供するために協力し合う
・意欲と向上心を持って率先垂範する
・私たちは偉大な遺産の管理人であることを認識し、未来に向けてそれを構築する
全員が貢献できるようなフラットな経営体制をとっている。少人数の協力的なチームで仕事をすることで、従業員1人1人の声が届き、各分野のトップから学ぶ機会が得られる。
仕事は、知的好奇心を刺激するものが多い。ダイナミックなグローバル市場で、アイデアの強さで勝負している。
企業と永続的な関係を築くこともできる。仕事は非常に協力的であり、長く勤めれば勤めるほど、グローバルファミリーの一員となることができる。
ラザードというブランドは、最高レベルの誠実さ、慎重さ、プロフェッショナリズムを象徴しているので、働くことはキャリアにとってプラスになる。
企業名 | 株式会社ラザード フレール |
設立日 |
1848年 ニューヨーク本社 1989年 東京オフィス |
代表者 | 代表取締役社長兼CEO 秋⼭ 健太 |
本社住所 | 〒100-6125 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー25階 |
従業員数 | 3,179人(Lazard Ltd./2021年12月末時点) |