【3分でわかる】ユニリーバ - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

ユニリーバの会社概要・活動内容

ユニリーバは世界190か国以上で400以上のブランドを展開する、世界最大級の消費財メーカーであり、同社は“真の”グローバル企業をうたっている。毎日34億人がユニリーバ社製品を使っていると考えれば、同社の規模の大きさがわかるだろう。オランダ・ロッテルダム及びイギリス・ロンドンに本社を置き、「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」という世界共通の”パーパス” (目的・存在意義)を掲げ、世界中で148,000人が働いている。同社は1884年に英国で石鹸「サンライト」の発売を開始したリーバ・ブラザーズから始まり、当時も「清潔さを暮らしの“あたりまえ”に」するという明確なパーパスを掲げ、清潔・衛生という新しい意識と習慣を英国に根付かせた。その想いは、ユニリーバが400を超えるブランドを有するようになった今も「サステナビリティを暮らしの“あたりまえ”に」というパーパスの中に受け継がれている。その後1930年にマーガリン・ユニと経営統合し、「ユニリーバ」となった。

ユニリーバの400を超えるブランドのうち、13のブランドは年間売上10億ユーロ以上を達成しており、KANTAR社の発表した世界のトップ50ブランドにも13のブランドがランクインしている。2022年7月からは「Beauty & Wellbeing」「Personal Care」「Home Care」「Nutrition」「Ice Cream」という5つのビジネスグループで事業展開をしており、ビジネスの幅広さが魅力である。また、5つのビジネスストラテジーでは、特にアメリカ、インド、中国のマーケットの成長にフォーカスすると明言している。

ユニリーバの特徴や価値観

ユニリーバは、世界最大級の消費財メーカーであるというスケールを生かした「ブランド開発」や「原料調達」を強みにしつつ、いち早くサステナビリティに取り組んできた企業としても知られる。気候変動やプラスチックごみ、不平等などの環境や社会の課題に取り組むため、サスティナビリティをメインの事業戦略に掲げており、2020年のサステナビリティリーダー調査では、2011年から10年連続でトップ企業リーダーシップランキングの受賞を実現した。

また、24のアイコンからなる青いUの文字の同社ロゴにも、サステナビリティに対する思いが込められている。例えば、ロゴの左上にある太陽のアイコンには、再生可能エネルギーの代表である太陽光に温室効果ガスの削減という思いを込めており、また、右上にある2つの矢印のアイコンには、同社製品起因のゴミの削減のための活動という好循環を表している。

ユニリーバの最近の動向

同社は、ビジネスとサステナビリティの両方を効果的に実現している企業である。

気候変動に対する企業目標
2030年までに自社でゼロ・エミッションの達成、2039年までにサプライヤーチェーンを含めたCO2排出量実質ゼロ。事業活動全体にわたって再生可能エネルギーに移行し、新しい低炭素原料を見つけ、植物由来の製品群を拡大する。

ゴミの削減
プラスチックの使用量削減、再生プラ スチックの導入、UMILEプログラム、 リフィルステーションおよび空容器の 回収・リサイクルの実証実験などを実施している。特にプラスチックの使用ついては、「プラスチック削減」「より良いブラスチック」「ノー・プラスチック」を3本の柱に、徹底的に行われている。「プラスチック削減」とは、デザインの変更によって製品のパッケージに使われるプラスチックの削減や、リフィルやリユーズ、軽い包装への変換など。「より良いプラスチック」とは、リサイクルプラスチックの活用や、リサイクルされやすいプラスチックを使用すること。「ノー・プラスチック」とは、商品のリフィルステーションを作り、新たなプラスチックの製造完全に無くすことや、リサイクル可能な紙製、ガラス製、アルミニウム製の容器に完全に移行することを言う。

ユニリーバでの働き方・キャリア

ユニリーバ・ジャパンは、世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバの日本法人として1964年に設立された。東京都目黒区に本社をもち、約60年にわたって日本の消費者にラックス、ダヴ、クリア、ジフ、ドメストなどの誰もが知るブランドを届けている。日本の社員数は凡そ400名だ。同社でも、パーム油などの持続可能な調達や、日本国内のすべての事業所での自然エネルギー100%使用など、グローバルパーパスに則った積極的な活動をしている。

ユニリーバ・ジャパンの新卒採用では、『いつでもどこでも自分の未来を考えられるように』という思いから、大学1年生~既卒3年以内までを対象に、いつでも世界中どこからでも応募可能な通年採用を実施する『Unilever Future Leaders Programme 365』を導入している。また、グローバル統一のスキームの元、入社時から責任のある仕事を任せ、リーダーを早期育成する方針も魅力的だ。日本で採用されていても、海外の拠点で経験を積むことができるプログラムも充実している。

エクイティ、ダイバーシティ、インクルージョンを社内外で尊重・推進しており、企業行動原則に「すべての人々を、人種、年齢、役割、ジェンダー、性自認、外観、宗教、出身国、性的指向、婚姻状況、扶養状況、障がい、社会的な階層あるいは政治的信条を理由として差別されることなしに、公平かつ平等に取り扱います。」と明記し、全世界の全社員に遵守を義務づけている。 ジェンダーに関しては、応募者の性別を知ることにつながる情報をなくすため、2020年には全選考過程から性別欄や写真、 ファーストネームを排除 したことが当時話題になった。グローバルを通して、ジェンダーバランスは52/48(女性/男性)となっており、日本でも管理職の38%が女性、役員においては半数が女性だ。さらに、同性パートナーを配偶者と同等に扱い、結婚・忌日休暇、結婚祝い金・弔慰金、看護・介護休暇、育児休業の制度を適用し、準婚姻契約書の費用を補助するなど、LGBTQI+コミュニティの人々が平等に扱われることにも取り組んでいる。また、ユニリーバ・ジャパンでは、新卒採用に障がい者のためのDiffability(Disabilityのネガティブな印象を取り払うために作られたDifferent+Abilityの造語)枠を設けており、採用者は営業部門での営業事務、又はマーケティング部門においてのオペレーションサポート業務を担っている。

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企業情報

企業名 ユニリーバ