野村総合研究所のES・選考体験記:経営コンサルタント - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜
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野村総合研究所(NRI)

経営コンサルタント

ES(エントリーシート)

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質問1

あなたなりの視点から、ある産業や業界、社会の重大な問題点を1つ挙げてください。 その上で問題の真因(解決すべき課題)を明らかにし、あなたがNRI のコンサルタントになったと仮定して、課題に対する解決策を提案してください。(400字以内)
例:航空産業の~、飲食業界の~、地方都市の~

地方銀行の経営難がある。まず現状を分析すると、昨今のfintechによって地方銀行が選択されづらくなり、長らく続くゼロ金利政策によって小さな規模の貸付では利益をあげることが難しくなっている。
解決策には二点ある。まず都市に支店を出し、またATMの提携先を増やすことによって地元の利用者の地方銀行離れを防止し、さらに都市など他の地域にも商圏を拡大する。このことによって預金者が増加し預かり金が増加する。次に貸し付けについて、ニッチな領域でのサービスを展開し他行との差別化を図る。これは特定の事業を優遇することや特定の事業へのリスク理解を深めることによりなされる。例えばある地方銀行はダンサーの留学費用向けのローンを作り、コンクールの会場で営業をかけるなどしていた。このように専門分野を作ることで貸付先を確実に取れる体制を整える。
以上の二点から規模の拡大を図ることで解決へと動くと考える。

質問2

あなたが大学入学後、「乗り越えた困難」または「挑戦し成し遂げたこと」を具体的に教えてください。特に、目標達成に向けて課題・ハードルだと考えた点、その原因、及び自分なりに創意工夫した課題解決方法を重点的に教えてください(400文字以内)

挑戦し成し遂げたことは〇〇の全国規模の大会で決勝進出・個人賞3位を獲得したことだ。その大会で決勝に行くことを数ヶ月前から目標とし練習を重ねた。〇〇は論題に対して1人〇分スピーチをし、チームごとに説得性を競う競技である。目標達成に向けて課題だと考えた点はチームワークだった。練習ではチーム間の論の一貫性の不足により負けることがよくあり、原因はチーム内でのコミュニケーション不足にあると考えた。そこで、試合がうまくいかなかった際、なぜそうなったかを話し合うことにより互いに考え方の傾向を理解するように努めた。さらに練習や話し合いを通して信頼関係を築くことで互いに建設的な批判をすることができるようになり、論に欠けている点の指摘が円滑になった。結果として当日はうまく連携をとり、目標としていた決勝進出を果たすことができた。

この企業のESに回答する際に特に意識、注意したこと

読みやすくするため、文章が長くならないように気をつけた。 特に社会課題の課題は文字数が多いため、特に平易な文章になるようにした。

結果連絡

6日後、メールにて

WEBテスト・適性検査

試験形式

SPI(テストセンター)

受験科目

非言語(計数), 言語(国語), 性格

難易度・感触・ボーダーライン

大してうまくできたと感じなかったが通過したのでボーダーは高くないと考える。ただ、私の時はwebテストと一次面接が同時並行で行われていたため、webテストの出来が悪くても面接次第で通過できたのかもしれない。

対策方法

SPIの参考書を一通りやりました。

結果連絡

2週間以内(1次面接後)

集団面接

概要

開催場所:オンライン(zoom)

開催時期:2021年6月

時間:30分程度

学生の人数:2人

面接官の人数:1人

面接官の特徴:40代くらいのコンサルタントの方。

選考の流れと詳細

事前に共有されたzoomリンクに入り、自己紹介をしてからESに沿った学チカに関する質問をされる。その後他の学生に質問したり他の学生の発言内容をまとめたりする。その後逆質問の時間があった。

質問内容

基本的にはESの学チカの質問と同じ。面接官から深堀りされたことはないが、学生間の相互質問でサークル活動の詳細な内容やそこから学んだことを聞かれた。

逆質問

やりがいを感じる瞬間を聞いた気がします。

選考の感想・注意した点など

面接の雰囲気は和やかで面接官は優しかった。全ての質問について「◯分程度で」と長さが指定されたため、自分の発言も他の学生の発言も時間を測りながら臨んだ。他の学生は2倍近くオーバーしていたため、印象が良くなかったのではと勝手に思った。

結果連絡

2~3日後、電話にて

グループディスカッション

概要

開催場所:オンライン(zoom)

開催時期:2021年7月

時間:1時間半程度

学生の人数:5人

面接官の人数:前半は2人、後半は1人いたが後半は見守っているだけだった

面接官の特徴:40代くらいのコンサルタント2人、人材開発室の人1人

選考の流れと詳細

事前に共有されたzoomリンクに入り、前半は一次面接と同じような形式で社会課題の方の設問を深ぼる。今度は前に発表した学生に反論する。後半はお題を与えられてのグループディスカッション

質問内容

社会課題に関することで、「地方銀行が地域の特色を活かし専門性を持って他の地域にも営業する」といった内容で話したが、面接官にそんなことで解決するならとっくに解決しているのでは?と言われ、少し詰められた。

選考の感想・注意した点など

反論をするという性質上前半は多少ピリピリしていたが、グループディスカッションになると和やかに話し合うことができた。クラッシャーはおらず、全員が話せるようにしようと言う雰囲気があってよかった。 前半の集団面接では反論するとはいえきつくなりすぎないように、また論理的に発言できるように注意した。 後半のグループディスカッションでは話すぎないようにし、程よく発言できるよう心がけた。

結果連絡

2~3日後、電話にて

個人面接

概要

面接場所:本社内会議室

開催時期:2021年10月上旬

時間:30分 × 2

学生の人数:1人

面接官の人数:前半は3人、後半は2人

面接官の特徴:部長(全員40~50代の男性社員)

選考の流れと詳細

案内があった通り本社の受付を済ませると、待機用の会議室に通される。何人か他に学生がいて、緊張しますね~と雑談をした。 しばらくすると別の部屋に呼ばれ、テーブルを挟んで面接をした。

質問内容

インターンでどんなことを感じたか、志望動機、学チカ、弱み/強み、志望する部署、その理由。どの質問も1ターンで終わることはなかった。

逆質問

学生時代にやっておくべきこと

選考の感想、雰囲気、注意した点等

向こうの方が人数が多いこともあり緊張感があった。おそらく向こうとしては圧迫面接をしたい気持ちはなく、最初緊張していると「緊張してるでしょ」と声をかけてくれた。面接が2個用意されていることもあり多くのチャンスを与えたい想定があるように感じた。1ヶ月ほど前から部長面接を予告されていたので、紹介された社員訪問などを利用して志望理由・入社後にやりたいことを固めるようにした。

結果連絡

5日後、メールにて

個人面接

概要

面接場所:オンライン(zoom)

開催時期:2021年10月下旬

時間:30分

学生の人数:1人

面接官の人数:1人

面接官の特徴:人事部の40代くらいの方

選考の流れと詳細

事前に共有されたzoomリンクに入り、時間になると担当面接官が入室する。簡単な自己紹介と人物面接、逆質問があった。

質問内容

志望理由や入社してからやりたいこと、学チカ、志望度、他に受けている会社はあるか

逆質問

働き方改革を標榜しているが、同じ業務内容なのに改革ができた・できると考えているのはなぜか

選考の感想・注意した点など

オンラインであり、また一対一であったので和やかな雰囲気だった。

結果連絡

3日後、電話にて

オファー面談

概要

面接場所:本社内会議室

開催時期:2021年10月下旬

時間:30分 程度

学生の人数:1人

面接官の人数:2人

面接官の特徴:コンサルティング事業部本部長、人材開発室長

選考の流れと詳細

コンサルティング事業部本部長とお話をする会だった。

質問内容

自己紹介した後入社にあたって聞きたいことを聞く

逆質問

外資など競合との違いはどこだと思うか、海外進出はどのような展望を目指しているか

選考の感想・注意した点など

質問をどうぞ、という形式が無茶振りっぽく、気まずい時間が多かった。後から聞いた話では選考要素はなかったようだが、質問を用意してこいと言われたので質問を用意した。

結果連絡

オファー面談直後、担当の人材開発室の方から内々定であること、承諾はいつまでかなどの案内を受けた。

インターン

概要

期間:5日間

開催場所:本社内会議室

開催時期:2021年8月下旬

時間:各日9:00〜17:00頃

学生の人数:5~6班、3〜5人

面接官の人数:各班を1つのグループが受け入れていて、多い時には10人くらい社員さんが来る

面接官の特徴:20代〜60代の社員

選考の流れと詳細

ワークのテーマはメガバンクの企業戦略であった。1日の半分くらいをワーク、もう半分を座談会と壁打ちに充てている感じで、初日の夜にはzoomで懇親会、最終日には受け入れグループが所属する部の偉い人がたくさん来て発表をした。

選考の感想・注意した点など

健康そうでこちらの目線になって考えてくれる優しい社員の方が多かった。参加する学生の男女比はやや女性が少なく、話しやすくて明るい人が多かった。選考中は、受け入れグループの社員さんがよく覗きに来る他、人事の人が常に廊下などにいて時々飲み物をくれた。ご飯が全体的に美味しかった。ワーク中での発言よりも、最終発表のパファーマンスを主にみているように感じた。特に発表のあとの質疑応答では積極的に発言をするように意識した。

結果連絡

2週間以内、メールにて

内定

内定の連絡時期

2021年10月下旬

内定者の属性

4割東京大学、3割京都大学、残りの3割を慶應大学、早稲田大学と地方国立大学が埋めている。

内(々)定承諾について

内定を承諾し、入社する予定

内定承諾理由、内定辞退理由

この会社以外に行きたいと思わなかったため。

内定後の課題の有無とその内容

課題はないが、推薦図書をもらえたりオンライン英会話を受講できたりする。

選考についての感想

OB・OG訪問の回数

1回

企業はどのようなポイントを見ていたと思いましたか?

面接に向けてしっかり準備してくるか、インターンでは積極的に発言するか、また発言が的を得ているか。各プロセスでフィードバックを受けることができるので、フィードバックを受けて次に行かせるかを見られていると感じた。特にインターン以降の面接では志望度を測るために企業理解が求められた。

選考で意識していたこと・実際に行った対策

ワンキャリアの選考の秘訣に目を通した他、内定した先輩に通過するコツを聞いた。NRIはコンサルとITという異なった事業を行なっていることもあり構造や事業内容が見えにくいので、それらを把握することが大事と感じた。OB訪問はインターンの後に人事側から紹介してくれ、その人の部署や経歴なども指定できる。全体的に企業側のミスマッチを防ごうという努力がしっかりしているため、特別な知識やコネがなくても乗っかっているだけで大丈夫な感はあった。

アドバイス

拡大を目指しているらしく採用を増やしていて、22卒が40人程度なのに対して23卒はすでに60人承諾者がいる。そのため、狭き門ではない。また、夏選考、冬選考、本選考と3度チャンスがあり、他社と違って落ちた後にもフォローアップがあって何度でも挑戦できる。三度目の正直で内定が出た人もいるので諦めなければそのうちに内定が出ると思う。

使っていたサービス・情報源

会社ホームページ, 会社パンフレット, 現役社員, 先輩内定者, ワンキャリア, 外資就活

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