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バジェットの意味は、予算、経費。例えば「このバジェットでこの事業を行うには無理がある」といった使い方をするが、これは明らかに「予算」に置き換えたほうがよいだろう。日本語で言い表せるものを、カタカナ英語で置き換えるメリットは小さい。ビジネスシーンでは、予算や経費の意味で、無暗にバジェットを使わないほうがよいといえる。

ただバジェットには「格安の」という意味があり、こちらはビジネス用語として有効である。

バジェット・レンタカーは格安のレンタカーであり、バジェット・ホテルは格安のホテルのことである。ただ「格安ホテル」というと値段だけでなく質も低いイメージがあるが、「バジェット・ホテル」といえば、宿泊費に多額の経費をかけることができないビジネスパーソン向けのホテルという印象を抱かせることができる。

「格安の」を「バジェット」に言い換えるのは一種の気遣いであり、ビジネスマナーといえる。似た例では、チープとリーズナブルがある。リーズナブルといえば、安物というニュアンスが消えて、価格相当というニュートラルな意味になる。