JR/私鉄/公営鉄道/第三セクター鉄道 - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

【JR】
JR(ジェイアール)は(Japan Railway)の略で、日本国有鉄道(国鉄)の分割・民営化により発足した鉄道事業等を行う企業グループの総称を指す。北海道旅客鉄道(JR北海道)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、四国旅客鉄道(JR四国)、九州旅客鉄道(JR九州)が保有・運行している鉄道路線の保有・運行元の鉄道会社を表す略称として使われている。上記の旅客鉄道会社の他に、国鉄から分離・移行したものに貨物鉄道事業を行なう日本貨物鉄道(JR貨物)、鉄道技術全般(車両、人間環境、インフラ等)の研究機関である鉄道総合技術研究所exit(JR総研)、情報通信事業を行う鉄道情報システムexit(JRシステム)がある。

【私鉄】
私鉄は、JRグループと地方公共団体が経営する公営鉄道を除く鉄道を指す。私設鉄道、私有鉄道ということもある。民鉄(民営鉄道)は私鉄の別称であるが、国土交通省の鉄道輸送統計上の民鉄は、私鉄と公営鉄道の総称である。私鉄は、主に比較的短距離の地域旅客交通サービスを供給する。規模の大きい16社は大手私鉄、次に規模の大きい5社は準大手私鉄、それ以外は中小私鉄と呼ばれる。

【公営鉄道】
公営鉄道は地方自治体が経営する交通事業を指す。8都市(札幌市、仙台市、東京都、横浜市、名古屋市、京都市、神戸市、福岡市)が地下鉄を経営し、5都市(札幌市、函館市、東京都、熊本市、鹿児島市)が路面電車を経営している。

【第三セクター鉄道】
第三セクター方式により運営されている鉄道のことを指す。第三セクターは、地域開発や新しい都市づくり推進のため、国や地方公共団体(第一セクター)と、民間企業(第二セクター)が共同出資して設立された事業体をいう。鉄道では、地方の赤字路線の存続を図ろうとするために、公的支援により事業者の負担を軽減することで生活路線を守る第三セクター化がなされた。第一号は、岩手県の三陸鉄道(旧盛線・宮古線・久慈線等)で、ほかに群馬県・栃木県のわたらせ渓谷鐵道(旧足尾線)、千葉県のいすみ鉄道(旧木原線)、静岡県の天竜浜名湖鉄道(旧二俣線)など30社以上を数える。

今日では、新幹線の開通により廃止される並行在来線の存続を図るもの、大手民鉄ローカル線を引き継ぐもの、経営再建を目指すものなど、さまざまな理由での第三セクター鉄道に移行する事例が増えている。