eラーニング - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

eラーニングとはパソコンやタブレット、スマートフォンを使ってインターネットを利用して学ぶ学習形態のことである。主に学習管理システム(※ LMS:Learning Management System )を使用した学習のことを指しめしているのである。

 eラーニングを行う目的は企業や組織、人の成長を促すことになどさまざまである。学習者側からのメリットとしては、研修機会を増やし、手軽にスキルアップやキャリアアップを目指した学習や業務に役立つ知識を身につけるためが挙げられる。企業側からのメリットは、従業員のために、いつでもどこでも学習できる環境を作るためや、費用や労力等、業務に関する研修を簡単に行うためである。また近年はコロナ禍でもあり、対面ではなくオンラインでやることで、感染症を予防することもできることからより注目されているのだ。eラーニングのデメリットは、導入・制作にITの知識が必要、学習者のモチベーションの持続が難しいことや、実技を伴う科目には向かないこと、eラーニング教材を制作する手間やコストがかかるが挙げられる。

 eラーニングは1990年代に生まれた言葉で、もともとは「コンピュータを利用した学習」を意味する。eラーニングの登場以前は、メディアを利用した学習として、テレビやビデオを教材としたものであった。テレビ教材による学習は、映像やアニメーションが利用でき、文字や図表だけの教科書だけより効果的に行うことできる。また、ビデオ教材が使われるようになると、決まった時間に放送されるテレビとは異なり、各自が好きなときに学習することもできるようになったのである。ただし、テレビもビデオも学習内容は一方向に送られることや学習者からのアクションが行えないことが挙げられ、テレビやビデオによる学習の大きな課題であった。eラーニングはインターネットの発達に伴い、いつでも学習できるようになり、利用は拡大していった。

 近年では就活時でも、eラーニングで行う就活対策サービスがある。履歴書、エントリーシート、SPI、一般常識テスト等の対策が、eラーニングで自宅に居ながらレッスンが受けられるのである。また現在はeラーニングもスマホが主流となり、より手軽になったり、今までeラーニングのデメリットでもあった「体験」も、VR技術によって擬似的に行うことができるタイプの教材も増えてきた。このように、今後は体験型学習がeラーニングの大きなトレンドになりつつあり、ますます注目される分野である。