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Eチケットとは正式名称を「Electronic Ticket」と言い、航空券の予約情報を電子的に保管したものである。旅行者にお渡しをする際には「Eチケット お客様控え」と言ったような名称で呼ばれることがある。

【 Eチケットの歴史 】
航空券が電子化される前は、航空会社から航空券が発券され、それを旅行当日に搭乗券と引き換え航空機に乗る流れになっていた。このとき発行されていた航空券は金券のような扱いとなっており、紛失した場合再発行ができないなど不便な点も多く、IT技術の発展とともに衰退し現在のEチケットが導入された。

【 Eチケットには何が記載されているか 】

  • 搭乗者の氏名

航空機に搭乗する旅客の氏名が記載されている。国内線の場合は、航空会社によりカタカナや漢字表記の場合があるが、国際線の航空券についてはパスポートに記載のアルファベット表記と全航空会社共通ルールとなっている。国際線は出入国の関係で、パスポートと航空券の名前を照らし合わせて本人確認を行うため、一文字でも表記が異なると搭乗拒否といったトラブルに繋がる可能性がある。

  • 航空券番号

航空会社の予約端末とEチケットを照合する際に使用される13桁の数字である。旅客ごとにすべて番号が異なり、オンラインチェックインの際にも使用される場合があるので管理には注意が必要である。また航空券番号の13桁のうち、最初の3桁は各航空会社を識別する番号となっている。ANAでは205、JALは131となっているため、冒頭の3桁がわかればどこの航空会社のチケットなのか判断することが可能だ。

  • 予約番号

航空券を発券した際に使用されるアルファベットの羅列のこと。航空券番号と違う点として、グループ(2名以上)で予約した場合、1グループすべて共通のものとなるため個人の識別はできない点がある。

  • 旅程

搭乗予定の、便名、出発地、目的地、出発時間、到着時間が記載される。

【 Eチケットは便利 】
Eチケットの導入により旅行会社の業務は大変便利となっている。従来は発券された航空券原本のお渡しがお客様へ必要であったが、電子化されたことによりEメール等で簡単にお渡しできるようになった。またお客様自身も紙での携帯が不要となり、携帯電話などに保存して簡単に持ち歩けるなどメリットが大きくなった。

今後は、ウェアラブル端末との連携により、改札を通るだけでチェックインが完了するなどの技術発展にもEチケットが関わってくるだろう。