ロジックツリー - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

ロジックツリーは課題をツリー上に分解し、論理的に要因分析ができるフレームワークだ。

ある課題に対して要因はAとB、さらにAという要因に対してA’、B’、C’という要因が・・・というように、課題の要因を深堀りしていく。

上記の図は「利益を増やす」という課題をロジックツリーで紐解いた一例である。

企業における利益の増加方法は様々だが、ロジックツリーを使うことで具体的に何をすれば最終的に利益が増加するのかを洗い出すことが可能だ。もちろん、ツリー上で分けた各項目には現状や期待値の分析も欠かせない。ツリーで分けた中から必要な項目(=効果の高い施策)を取り上げ、再度ロジックツリーで深掘りしていくことも効果的である。ロジックツリーは様々な場面で有効活用ができるが、最終的な目標や目的が決まっているプロジェクトや戦略方針において、その中身を仮説検証したり議論をする際に特に有効だ。ロジックツリーの上層と下層を確認することで、今のタスクが全体のどの位置にあって何を目的として動いているのかを確認することもできる。

ロジックツリーでは、「漏れなく・ダブりなく(=MECE)」各項目を洗い出すことが特に重要だ。実際にロジックツリーを使用してみると、様々な問題の要因を探っていくうちに各項目において重複や漏れが出てくるケースが多い。複数の項目で同じ要因が出てくる場合、分析不足や漏れている視点、要因が具体化できていない項目があるため一度立ち止まって考え直してみることがMECEで考えるコツだ。

このように、何かの問題解決や課題の実行で欠かせないロジックツリーは様々な場面において効果的かつ必須のフレームワークである。ホワイトカラーの職種だけではなく、全ての業務で活用できるため万人に習得をオススメしたい。

また、ロジックツリーの実践は「インターンシップで失敗した事柄」や「大学生活の人間関係で失敗した要因」など、身近な問題でもすぐに実践可能だ。極端な話だが、「ロジックツリーを習得する方法」を目的としてロジックツリーを活用してもいいだろう。

MECEと合わせて、是非入社前にマスターしておこう。