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企業説明

Microsoftの会社概要・活動内容

マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディング カンパニーである。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしている。

1975 年にビル・ゲイツ氏によってニューメキシコ州アルバカーキで設立され、現在ではアメリカ、ヨーロッパ、アジア、中東など、世界各国に開発の拠点を置いている。

同社の「Windows」は地球上で最も多く利用されてきた OS であり、日々莫大な数のパートナーソフトウェアやお客様のアプリケーションを動かし続けている。この他にも、家庭用ゲーム機で有名な「Xbox」、ラップトップ「Surface」、COVID-19流行以降、日本企業でも多く導入されてきた電話・チャット・会議機能を有するコラボレーションツール「Teams」、企業のオンプレミスから仮想化に移行するのに対応したIaaS/PaaSの「Microsoft Azure」、そしてソフトウェアサービスの「Office365」など、同社の提供するサービスは多岐にわたる。

また、2016年にはビジネスに特化した世界最大のプロフェッショナルネットワーク「LinkedIn」を買収している。

同業他社と異なる特徴、強み、優位性

Microsoft社の強みは何といっても幅広いサービスラインナップにある。Amazon社のクラウドサービスAWSに対してMicrosoft Azure、シスコシステムズ社のウェブ会議システムWebExやSalesforce社のSlackに対してTeams、Apple社のiOSに対してWindows、そしてMeta社のFacebookに対してLinkedInなと、同社だけであらゆる大手他社サービスの強豪を有しており、また、サービスも安定している。特にチャット、電話、会議、ファイル共有、スケジュール、アプリなど、多くの機能を有するTeamsの成長は目覚ましい。ウェブ会議システムのZoomの脆弱性が問題になった後も、Microsoft 社のTeamsは安定したサービスを提供してきた。また、TeamsがMicrosoft社のクラウドサービスAzureにのっていることも、他のウェブ会議やチャットサービスにはない大きな強みとなった。COVID-19 により在宅勤務者からの注文が世界中で増え始めた際は、ユーザとユーザ利用パターンの両方の観点から、利用者の増加がどこで起こるかを予測するためのモデルを構築し、常に反復処理をすることで、需要に合わせて容量のスケーリングをしてきた柔軟性が活躍した。また、今までの予測モデリング手法で足りない場合は、ボトルネックとなっているリージョンのピーク時の負荷予測を補強するために、COVID-19 の影響日に関する国別のジョンズ ホプキンズの調査など、外部のデータソースを組み込むことで、安定したユーザエクスペリエンスを提供することを可能にしたのだ。

また、Amazon社のクラウドサービスAWS同様、Microsoft Azureも基本として災害に強い設計となっている。複数のリージョン(データセンターが設置されている独立したエリア)を持つことで、急増した通話と会議のトラフィックを複数のリージョンにまたがってルーティングすることで負荷を効果的に分散することができたのだ。あるリージョンの昼間の時間帯に発生する使用容量は、夜間にはリソースがアイドル状態になるため、このアイドル容量を活用する戦略だ。こういった柔軟性が、COVID-19の流行時に在宅勤務を余儀なくされた多くの企業の大きな助けとなったのは言うまでもない。日本においては、AWSがいち早く東京、大阪、シンガポール等のアジア圏にリージョンを置いたため、Azureが出遅れる形になったが、強化された今、Azureの追い上げには期待が持てる。

Microsoftの最近の動向

各企業でサスティナビリティを考える時、オンプレミス(オフィスにサーバを設置して管理する方法)から仮想化/クラウド化(クラウドサービスを活用することでオフィスに設置するサーバ数を最小限にする方法)への移行は避けて通れない。サーバラック一基にしても、場合によっては年間数十万円分の電気使用量になり、複数基になればなるほど管理費用にとどまらず、冷却のためのエアコン使用量もかさんでいく。そのため、仮想化/クラウド化はコスト削減だけでなく、各企業のCO2排出量を格段に下げることにつながるのだ。Microsoft 社のクラウドサービス「Azureは、そんなサスティナブルなクラウドサービスの1つだ。

同社では、クラウド化したこと自体による企業のCO2排出量削減だけでなく、拡張性の高い同社のクラウドサービスだからこそ実現できた顧客のサスティナビリティ成功事例を多く紹介している。その一つがイギリスのロールスロイス社の温室効果ガスネットゼロに向けた取り組みである。航空会社に提供されるロールスロイス社の最新航空機エンジンでは、フライトデータを分析し、モデリングし、プロセスする際のシステムの最適化を図り、結果、排出される温室効果ガス削減を実現することに成功した。効果的にデータ値を管理するために、同社はMicrosoft Azureをベースとしたソリューションを採用したのだ。柔軟で拡張性の高いAzureは、テラバイト級のデータを処理することを可能にし、実際に同時に100ものシミュレーションを数分の内に処理することができたという。それまでの環境では1つのシミュレーションしか走らせることができなかったため、温室効果ガス排出量の削減に大きく貢献する結果となった。

また、Microsoft は2050年までにネットゼロ社会を目指すためのビジネスプランやガイダンスを提供する「Transforming Net Zero」の創設メンバー(他にナイキ、スターバックス、ユニリーバ等)である。そのため、同社でも温室効果ガスの排出対策を行っており、2030年にはネットマイナス(大気からの炭素除去が排出量を上回ること)を達成する予定だ。

Microsoftでの働き方・キャリア

日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人として、1986年に設立された。東京都港区に本社を構え、現在およそ3,000人が働いている。同社は、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にすべく「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしている。

日本マイクロソフト株式会社では、新卒採用を重要な人材戦略の一つと位置づけ、積極的かつ継続的に採用を行っており、今後もさらに積極的な新卒採用を実施し、採用数も増加拡大する予定である。また、同社ではMBA取得から1年以内に入社可能な人向けのMBA採用も行っている。新卒採用に際しては、全学部全学科の学生を幅広く受け入れているが、Microsoft社では特に STEM 専攻(Science, Technology, Engineering and Mathematics)の学生採用に特に力を入れている。技術職、技術営業職、営業職、マーケティング&オペレーション職、カスタマーサクセス職​、Microsoft Development/開発職という、大きく分けて6つの職種で同社は採用を行っているが、Microsoft Development/開発職は他の職種と一線を画し、英語を社内の共通語にしているなど、日本においても高度なITスキルと英語力が求められる。また、同社では世界的なCOVID-19の流行に伴い、職員と就職活動中の人、そしてその家族の健康を守るため、全日程オンラインでの選考となっている。

入社後の新卒人材育成に関しては、2年間に亘る新卒導入教育とマイクロソフトグローバルでの育成プログラムに加え、一人ひとりのキャリア志向に合わせ、年間複数回 Manager とキャリアディスカッションを実施している。

新卒人材育成プログラム
入社後のビジネストレーニングののち、世界中の同期入社者と共に参加する海外研修を全新卒入社者に対し提供。ビジネスニーズに応じた社内語学研修 、ビジネスコミュニケーションスキル研修などがある(プレゼンテーションやプリジェクトリーディングなど)。

グローバル タレント プログラム
部門長が推薦する社員を 3 か月間、米国本社など他国へ派遣するプログラムである。自身で決めたプロジェクトを通じて、日本へのビジネスインパクトと、グローバルに活躍できる力を身に付けるのが本プログラムの狙いだ。

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企業情報

企業名 Microsoft