【3分でわかる】ジャフコ グループ(JAFCO) - ATLAS(アトラス)〜未来をつくるリーダーへの就活キャリアサイト〜

企業説明

JAFCOの会社概要・活動内容

ジャフコグループ株式会社は1973年に創業しました。東証プライム上場を果たし、国内で現存する民間最古、そして日本最大のベンチャーキャピタルです。まだ「ベンチャーキャピタル」「ファンド」といった概念が一般的ではなかった時代に登場し、日本における「投資」や「ベンチャーキャピタル」の業界を牽引、「作ってきた」といっても過言ではありません。

これまで約50年にわたって、起業家の支援を続けています。2020年3月には国内のベンチャーキャピタルとして最大規模となる800億円のファンドの組成を完了。そして、国内外における累計のファンド運用額は1兆円を突破。2022年現在までに4132社への投資を行い、そのうち1022社は上場を果たしています。

日本を代表する投資ファンドの一つであり、現在ではベンチャー投資に限らずバイアウト投資、インキュベーション投資など幅広い投資を展開。日本国内での投資の他に、北米、シリコンバレーや中華人民共和国の北京市および上海市、台湾、シンガポール、香港に拠点を持ち、グローバルな投資活動を行っています。同社の事業は、以下の4つの流れ、業務で形成されてきました。アジア圏を中心としたグローバルな取り組みにも先進的です。

「ファンド」は日本初の未上場企業への投資事業組合を共同設立。「投資」については計1352億円のベンチャー・中小企業向け投資を行なっています。パートナーとのマッチングなどを通じた収益向上策の支援による「事業開発」。「イグジット」事業売却および、上記のように、上場は1,000社の以上の実績があります。もとは「野村ホールディングス」の子会社としてスタートし、2017年に独立、2018年に「会社組織型」から、共同経営者として利益を上げた際には、パートナーも利益に応じた分配を得るなど、報酬がファーム全体の利益に連動した体系である「パートナーシップ型」に移行。経営方針として、「新事業の創造にコミットし、ともに未来を切り開く」を掲げ、創業以来、様々な革新的製品やサービスを起業家と共に生み出しています。ベンチャーキャピタルとして、資金を提供するだけではなく、時代の流れに沿って、投資家と企業のつながりを創出する多様な機会をはじめ、マーケティング・セールス、バックオフィスなども支援しています。

2022年3月期の運用ファンドの出資金総額は332,300百万円。2021年実績ベースで同社の市場シェアは10.6%、売上高成長率は年率3.4%、2012年3月期から2022年3月期までの営業利益成長率は年率23.3%となり成長を続ける企業と言えるでしょう。

JAFCOの特徴や価値観

国内で現存する民間最古、そして日本最大のベンチャーキャピタルという実績、その信用度の高さに裏付けられた知見が同業他社と異なる強み、優位性となるでしょう。同社は業界でも最大級の大型ファンドを長年に渡って設立し続けています。約50年という長い歴史の中で、ソフトバンクや日本電産など多くの企業の上場を支援してきました。そのような実績から、豊富な投資資金 も同社の強み。2022年3月までにジャフコが設立した投資ファンドは100組合以上、出資金総額は1兆円にのぼります。 これらのファンドには、金融機関、年金基金、事業会社など約1,200社からの出資を得ています。

現在、同社が運用している基幹ファンドは3つですが、いずれもファンド総額は500億円以上。一方、同業他社が設立するほとんどのベンチャーキャピタルのファンドは300億円以下、100億円以下が主流となっています。このことからもわかるように、大型ファンドがコンスタントに設立されることが、投資家の需要を満たす同社の優位性といっても過言ではありません。総合的なマネジメントを武器にした経営支援が可能で、競合他社を差別化できていることが投資家の需要を満たす大きな要因です。

投資先企業の業種構成では、未来を見据えた基幹産業として今後もさらなる飛躍が期待されるITサービス分野が多くを占めています。2022年3月期、ITサービス分野が80.0%、医療・バイオ分野が8%、サービス分野が6.0%、エレクトロニクスが4.0%、製造業が2.0%となっています。また、日本以外にも世界5カ国に及ぶ拠点を配し、グローバルに有望案件を発掘できる情報ネットワークの強さも、世界を牽引するベンチャーキャピタルとしての大きな優位性と言えるでしょう。

JAFCOの最近の動向

近年、同社はアジア戦略の強化を図り、国内だけでなく海外戦略にも力を入れています。

同社のアジア展開は100%連結子会社、シンガポールを拠点とし、1999年に「NOMURA/JAFCO INVESTMENT(ASIA)LTD」を全額出資の子会社化した「JAFCO ASIA」を通じて行われています。

その後、2002年9月にJAFCO Investment(Hong Kong)Ltd北京駐在員事務所を設置、2008年11月にJAFCO Investment(Hong Kong)Ltd上海駐在員事務所を設置しました。アジア市場の中心と言える両事務所を拠点としビジネスを展開。さらに2017年8月、同社は(中国現地法人である、JAFCO Asia(Shanghai) Equity Investment Management Co.,Ltdを設立。2019年3月、台北支店を現地法人(JAFCO Taiwan Capital Management Consulting Corp.)に改組し、台湾オペレーションの現地化を一層強力なものとしました。

これまでの同社のアジア展開は、中国を中心とし、韓国および台湾の東アジア中心で進行してきました。しかし、徐々に中国、台湾、インドなど東南アジアへと軸足を移行。人材育成に関しても、ベンチャーキャピタリストは全て現地採用でしたが、今後の展開として、地域ごとにファンドを設立していく計画も。今後より一層の現地化を進めていく予定であるとしています。

上記のようなグローバルな活動を起因とし、世界中で革新的な技術及びサービスの創造を行い続ける同社ならではの取り組みも国内で行われています。

オンラインを通じて、日本最大級、大企業発の新規事業カンファレンス「OFFROAD」を開催。昨年度の実績として東証プライム市場においては所属する420社以上、上場企業に属する1,000人以上のメンバーが参加し、大企業の実践の生の姿、経験をシェアし、新規事業に関する学びの機会が得られました。実際の現場で活躍するキャピタリストや、事業展開を行うリーダたちの意見をこれだけ準備できるのは同社ならではです。このように、オンライン、SNSなどの利用を通して、ビジネスマッチングの現場で話題となっているゆるやかな繋がり。気軽な交流から生まれるビジネスアイデアの創出、提携先や取引先の新規開拓にも接点を提供する取り組みも実践しています。

JAFCOでの働き方・キャリア

同社は何事に対しても「社員の自主性」「自己の判断」を尊重することで社員自身の成長を促し、投資先への利益につながると考え様々な取り組みを行っています。

「判断する機会を多く与えられる」ことは、成長の大きな糧になるという考えに基づき、仕事の様々な場面で「自己の判断」を問われます。このことで、若手であっても自分の判断に基づいて行動できる裁量権の大きさを感じながら充実感を持って業務に従事できるでしょう。また、このような経験の積み重ねにより、行動力や実行力が育まれ、リーダーシップ、責任感のある人材へと成長遂げることができます。ベンチャー企業を支えるキャピタリストとしては最も必要な力となり得ます。

働き方においても自主性を重んじることから、勤務の時間は完全フレックスタイム制度を実施。働く場所についても、出社義務はなくフリーアドレス制を導入しており、服装などもなく、自己判断。投資先のオフィスで仕事をすることが多いため、投資先とより深く関わる中で、その変化に対応した制度になっています。これらの自由度が高い働き方は「社員を信じているからこそできる働き方改革」であり、自らが事業主のような働き方は一人一人の責任において仕事および活動をするキャピタリストとしての自覚を高めることになります。

他にも、様々な制度が充実しており、ウェルカムランチ制度、社内レクリエーション補助など満足度の高い支援も。さらに、福利厚生の面も充実しており、社宅制度、従業員持株会、社員によるファンドへの出資制度、リモート手当支給などの取り組みもあります。

キャリアの形成の中で、研修制度にも力を入れており、インストラクター制度、メンター制度を導入。キャピタリストとしての独り立ちまでしっかりとサポートを受けることができるしくみを構築しています。その後も、社内外での勉強会や研修への参加、社内の様々なプロジェクトへのアサインなど多種多様な経験を積むことができます。キャピタリストとしての成長に終わりはなく、成長の機会を作り、時代と世の中の企業ニーズに合わせて、コンサルティングや課題解決ができる人材を育成しています。キャピタリストは、業務の幅が非常に広く、高いビジネススキルが必要とされます。そのため、高い成長意欲と強い当事者意識で仕事に臨み、猛スピードで自らを高めていくことを求められます。このような業務に対応するためにも、自主性や自己判断が会社の様々な場面で求められています。

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企業情報

企業名 ジャフコ グループ(JAFCO)
設立日 1973年4月5日
代表者 取締役社長 三好 啓介
本社住所 東京都港区虎ノ門1-23-1
虎ノ門ヒルズ森タワー24階
従業員数 135名(連結)(2022年3月末現在)
資本金 33,251百万円